保育士から事務職に転職する前に確認したいこと|後悔しない選択のために
保育士から事務職への転職、一度は考えたことがある方も多いのではないでしょうか。
「体力的にもう限界かも」「残業続きでプライベートの時間が全くとれない」「同世代の友人と給与を比べると、少し落ち込んでしまう」そんな気持ちを抱えながら、毎日子どもたちと向き合っている方もいると思います。
ただ、転職を考える前に、少しだけ立ち止まって確認してほしいことがあります。今感じているしんどさは、「保育士という仕事そのもの」が原因なのか、それとも「今いる職場の環境」が原因なのか。この2つは、似ているようで、まったく違う問題です。
この記事では、保育士が転職を考え始めたときに整理しておきたいポイントを一緒に見ていきます。
この記事は以下の方におすすめです▼
- 保育士から事務職への転職を考えている方
- 今の職場環境に疲れを感じている保育士の方
- 保育士を続けるべきか、転職すべきか迷っている方
- 小規模保育園という働き方を知りたい方
- 保育士としての今後のキャリアを見直したい方
この記事ではこんな情報が得られます▼
- 保育士が事務職に転職したいと思う主な理由
- 転職前に確認すべき「本当に辞めたいのは何か」という視点
- 保育士のまま働ける、多様な就職先の選択肢
- ぽとふ保育園で働く先生たちのリアルな声
- 事務職転職を決めた場合にやるべき具体的なステップ
保育士から事務職に転職したいと思う理由

「なぜ事務職に転職したいのか」—その理由は人によってさまざまですが、よく聞かれる声を4つ挙げます。読みながら、「これって保育士だからなのか、今の職場だからなのか」も少し意識してみてください。それだけで、見えてくるものが変わってくることがあります。
体力的にきつい
立ちっぱなしの勤務、抱っこ、外遊びで子どもを追いかける日々。20代のころは気にならなかったことも、年齢を重ねると「このまま続けられるだろうか」と思う場面が増えてきます。デスクワークへの憧れは、そうした積み重ねの中から生まれることが多いようです。
残業や持ち帰り仕事が多い
製作物の準備、月案・週案の作成、連絡帳の記入——子どもたちが帰った後も、書類や準備が続く日は少なくありません。「家に帰っても仕事のことを考えている」という感覚が続くと、じわじわと疲弊していきます。
人間関係が悪い
先輩との関係、園長との関係、保護者対応のストレス—それらが重なると、職場に向かうこと自体がつらくなることもあります。「転職したい」という気持ちの根っこに、人間関係の疲弊が隠れているケースは実はとても多いのです。
給与が低い
こども家庭庁が2025年4月から導入した施策では、複雑だった3つの給与加算を1つに統合し、保育士へ確実に賃金を還元しつつ、保育施設が柔軟に給与設計できる仕組みが構築されました。これにより、少しずつ保育士の待遇が向上する傾向にありますが、「責任の重さに見合っているのかな」と感じている方はまだ多くいます。同世代の友人と給与を比べて、複雑な気持ちになった経験がある方もいるのではないでしょうか。
参考:こども家庭庁「保育士・幼稚園教諭等の処遇改善」
本当に辞めたいのは保育士?それとも今の職場?
4つの理由を見て、「全部当てはまる」と感じた方もいるかもしれません。ただ、少し立ち止まって考えてほしいのですが、これらの悩みはどれも、「保育士だから必ずそうなる」わけではありません。
転職したい理由を整理しよう
まずは転職したいと思う理由を自分なりに整理しましょう。
保育園の中には、残業が少ない施設もあります。また、人間関係が穏やかな職場もありますし、給与水準が高い園も存在します。
これらを踏まえると「保育士を辞めたい」のではなく、「今の職場が自分に合っていない」だけという可能性は、十分にあります。一度、「この悩みは保育士なら誰でも感じること?それとも今の園だから起きていること?」と自分に問いかけてみてください。その答えによって、取るべき選択肢がかなり変わってきます。
事務職に転職すれば解決できるか考えよう
事務職に転職すれば、あなたの悩みが解決するかどうかも考えてみましょう。事務職にも残業はありますし、人間関係の難しさはどこの職場にもつきものです。
また、未経験での転職では最初は収入が下がることも多く、AIツールの普及によってシンプルな事務作業の一部が自動化されているという指摘もあります。事務職であれば何でも解決するとは限らない点も、頭に入れておくと安心です。
保育士の就職先はいろいろある

「今の保育園がつらいなら、もう保育士は無理かも」—そう感じている方もいるかもしれませんが、保育士の働く場所はひとつではありません。職場の種類が変わるだけで、体の負担も、雰囲気も、働き方もかなり変わります。事務職への転職を考える前に、まずは選択肢の広さを知っておくと、見え方が変わるかもしれません。
小規模保育園
定員6~19名程度の、こじんまりとした保育施設です。0〜2歳の乳児を対象としており、職員も少人数でアットホームな雰囲気の中で働けます。
大規模園に比べて運動会や発表会などの大きな行事が少なく、製作物の準備や残業も抑えやすいのが特徴です。ICT化が進んでいる園では、書類作業の負担がぐっと減るケースもあります。職員の人数が少ない分、先生同士の距離が近く、困ったことを相談しやすい雰囲気があるのも魅力のひとつです。子ども一人ひとりとじっくり向き合いたい方に、特に合いやすい環境です。
院内・企業内保育園
病院や企業の近くに設置された保育施設で、対象は施設職員のお子さんに限られます。定員が少なく、大規模園のような慌ただしさとは一線を画した、落ち着いた雰囲気で働けることが多いです。
施設の勤務形態に合わせて土日休みのケースも多く、「平日休みではなく土日に休みたい」という方にとっては魅力的な選択肢です。ワークライフバランスを重視したい方に向いています。
幼稚園
3〜5歳の子どもを対象とする教育施設です。保育園と違い、基本的には午後には子どもたちが降園するため、日中メインのリズムで働けます。夕方以降の時間をプライベートに使いやすい点が、保育園勤務との大きな違いです。
ただし、お遊戯会や運動会など行事の準備は時間がかかることもあります。また、勤務には幼稚園教諭免許が必要な点も覚えておきましょう。
認定こども園
幼稚園と保育所の両方の機能を持つ施設で、保護者の就労状況にかかわらず子どもを受け入れられます。0歳から就学前まで幅広い年齢の子どもと関わることができるため、保育士としての経験の幅を広げたい方にも向いています。
保育士資格と幼稚園教諭免許の両方があると、より活躍の幅が広がります。
民間のベビーシッター
個人宅に出向いてお子さんを預かる仕事です。マンツーマンで関わるため、保育士として培った「一人ひとりに寄り添う力」が自然と活きる場面が多くあります。シフトの融通が利きやすく、自分のペースで働きやすいのも特徴です。
一方で、収入の安定性は施設勤務と比べると低くなりやすく、案件によって勤務時間もばらつきがあります。副業として始めてみるのも、ひとつの入り方です。
小規模保育園「ぽとふ」で働く保育士のリアルな声

ここからは「小規模保育園って実際どんな雰囲気なんだろう」と気になっている方のために、ぽとふ保育園で働く先生たちの言葉を紹介します。ぽとふ保育園は神奈川県を中心に10園以上を展開する認可小規模保育園で、0〜2歳のお子さんを対象にしています。
【人間関係について】ゆきこ先生(ぽとふ寺尾中 / 園長)
ぽとふ寺尾中の先生たちは、子どもたちに対して笑顔で、いつも楽しそうに遊んでいます。
私がわからなくて困っていることがあると、声をかけて助けてくださって、今まで助け合いながら保育をされてきたんだなと実感しますね。
本当に良い方たちばかりで、毎日助かっています。
ワンフロアの中で、職員全員が助け合って保育をしているので、本当に素敵な場所だなと思います。
【保育のやりがいについて】ゆり先生(ぽとふ伊勢原 / 保育士)
以前は、大規模保育園に勤めていたこともありました。その時から、低年齢の子どもたち一人ひとりと密に関わりたいと考えていたため、現在は小規模保育園で働いています。
ぽとふ伊勢原はとてもアットホームな雰囲気で、一人ひとりがのびのびと過ごしています。
クラス担任はありますが、担任にかかわらず、いろいろな先生が子どもたちに関わって、全員で見守っています。
ぽとふ伊勢原の周辺には植物が多く、お散歩のときは自然に触れながら楽しめるところが魅力です。
子どもたちが過ごしやすい環境を作るための話し合いも、先生たちが積極的に意見交換をして、いつもアイディアでいっぱいなんです。
他の保育園で長く経験を積まれている先生が多いので、私自身も日々勉強させていただいていますね。
【職場環境について】のりこ先生(ぽとふ茅ヶ崎 / 保育士)
子どもたちが思わず走りたくなるほど、ぽとふ茅ヶ崎の室内はとても広いです。
夏はテラスで水遊びをしたり、滑り台もあるので、気分転換に外で遊ぶこともあります。
常勤やパート、調理員の方と職員全員で、子どもたちの教育にあたり、愛情を持って見守っている保育園です。
広い教室で元気いっぱいな子どもたちに、いつも元気をもらっています。
先生方のチームワークもとても良くて、子どもたちの安全を考えながら、声掛けをしています。
お互いにフォローをしながら、円滑な保育ができていると思いますね。
参考URL:ぽとふ保育園「ぽとふの先生」
やっぱり保育士から事務職に転職したいときにやるべきこと
ここまで読んで、それでも「やっぱり事務職に挑戦したい」という気持ちが変わらない方もいると思います。その場合は、以下のステップを踏んでおくと転職活動がぐっとスムーズになります。
自己分析をする
まず大切なのは、「なぜ事務職なのか」を自分の言葉で語れるようにしておくことです。整理しておきたいのは次の3点です。
- 事務職になって、具体的にどんな働き方を実現したいか
- 給与・勤務時間・仕事内容・環境のうち、一番大切にしたいのはどれか
- 保育士として身についたスキル(記録作成、保護者対応、複数業務の同時進行など)の中で、事務職でも活かせるものは何か
「人の話をよく聞く力」「細かいことに気を配る力」「予期せぬ事態にも落ち着いて対処する力」など、保育士の経験は、事務職でも評価されやすいスキルにつながっています。
面接対策をする
事務職の面接で必ず聞かれるのが、「なぜ保育士を辞めたのですか?」「もう保育士には戻らないのですか?」という質問です。これに対して後ろ向きな答えをすると、「うちで採用しても、また辞めてしまうのでは」という印象を与えてしまいます。
「保育士の経験を通じて、◯◯という力が身についた。それを事務職という形で活かしながら、新しいフィールドに挑戦したい」というポジティブな軸で答えを準備しておきましょう。
また、志望動機は「なぜその会社の事務職なのか」まで掘り下げることが大切です。「事務職なら何でもいい」という印象を与えないよう、企業研究と合わせて準備を進めましょう。
人材紹介や派遣も視野に入れる
未経験からの転職には、転職エージェントや派遣会社を活用するのも有効です。特に20代であれば未経験可の求人も多く、担当者が「保育士経験の強み」を企業に伝えてくれることもあります。一人で抱え込まず、専門家に相談しながら進めるのがおすすめです。
小規模保育園で一緒に働きませんか?
「辞めたいのは保育士か、今の職場か」
この問いに正直に向き合うことが、後悔しない選択への第一歩です。職場を変えるだけで、働きやすさが大きく変わる可能性もあります。
ぽとふ保育園は、神奈川県を中心に小規模保育園・認可保育園を10園以上運営しています。0〜2歳のお子さんと少人数でじっくり関わりながら、風通しのよい環境の中で保育に集中できる働き方を一緒につくっています。
「保育の仕事は好きだけど、今の環境を変えてみたい」。そう感じている方は、ぜひ一度、求人情報をご覧ください。
株式会社ソーシエ 中途採用情報:https://sourcier.co.jp/recruit/search?t=802
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