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保育士が辞める理由とは?そのランキングと伝え方・例文をご紹介

保育士として働く中で「辞めたい」と感じる瞬間は、誰にでも起こり得るものです。人間関係や働き方、負担の大きさなど、悩みの背景を整理することで、自分に合った選択が見えてきます。

この記事では、退職を考える理由やその向き合い方、今後の働き方のヒント、さらには職場や保護者、転職活動時での伝え方・例文までをやさしくご紹介します。

保育士が辞める理由ランキングTOP5とその背景

令和4年度の「東京都保育士実態調査 結果の概要」によると、過去に保育士として働いた方の退職理由に、職場の人間関係や給与が低いこと、仕事量の多さ、労働時間が長いなどが上位に挙げられています。具体的な割合や背景は以下の通りです。

理由割合背景
職場の人間関係31.5%同僚、園長、保護者など関わる相手が多く、相性や連携不足が負担になりやすい
仕事量が多い23.1%保育以外に書類作成、行事準備、保護者対応などが重なる
給料が安い22.1%業務量や責任の重さに対して待遇が見合わないと感じやすい
健康上の理由20.6%体力が持続しないなどの理由も含む。保育園では健康管理の難しさが浮き彫りになりやすい
労働時間が長い18.6%持ち帰り業務や残業が発生し、生活との両立が難しくなる

特に人間関係が上位に挙がっている点は見逃せません。保育士は子どもだけでなく、保護者や同僚、主任、園長など多くの人と関わる仕事のため、連携がうまくいかないと気持ちの負担が大きくなりやすい傾向があります。

また、給与や仕事量についても、責任の重さに対して大変さを感じやすい場面があるかもしれません。

ただし、辞めたいと感じる理由があっても、必ずしも保育の仕事自体が合わないとは限りません。職場環境が変わるだけで、働きやすさややりがいが大きく変わることもあります。

理由を整理してみることで、「保育士という仕事そのものが合わないのか」「今の環境が合っていないのか」が見えやすくなり、これからの選択もしやすくなります。

出典:東京都福祉保健局「令和4年度 東京都保育士実態調査報告書 結果の概要

辞める?続ける?保育士さんが仕事に悩んだ時の対処法

辞める?続ける?保育士さんが仕事に悩んだ時の対処法

保育士を辞めたい理由が頭に浮かんでも、すぐに退職を決めるのではなく、まずは悩みの中身を整理することが大切です。気持ちを言語化することで、勢いによる退職を防ぎやすくなり、続ける場合も転職する場合も、納得感のある判断につながります。

辞めたい理由を書き出して解決できないか冷静に考える

紙やスマートフォンのメモに、辞めたい理由を具体的に書き出してみましょう。「人間関係がつらい」「給料が低い」「休めない」など言葉にするだけでも気持ちが整理されます。

悩みが曖昧なままだと限界のラインが見えにくくなりますが、明確になると配置転換や相談で解決できることなのか、環境を変えるべきかが判断しやすくなります。自分を責めすぎず、現状を客観的に捉えることが大切です。

今の保育園を辞めるメリット・デメリットを洗い出す

辞めるメリットだけでなく、今の園に残るメリットも並行して考えることが大切です。たとえば、辞めることで心身の負担は軽くなる一方、収入が不安定になる可能性があります。

残る場合は環境に慣れている安心感が続く反面、悩みが長引く可能性もあります。両方を比較することで、自分が優先したい条件が見えやすくなり、納得感のある選択につながります。

信頼できる友人や先輩に相談してみる

一人で悩みを抱え込むと、考えが偏ったり極端になりやすくなります。信頼できる友人や先輩に相談することで、自分では気づけなかった視点を得られる可能性が高まります。特に保育士の経験がある相手であれば、職場特有の悩みも理解してもらいやすいでしょう。

ただし、園内で相談する場合は話が広がらないよう相手選びが重要です。第三者の意見を通して、冷静に自身の状況を判断しやすくなります。

他の保育園の求人を見てみる

今すぐ応募しなくても、求人を見るだけで視野は広がります。給与や休日、持ち帰り業務の有無、園の方針などを比較することで、今の環境が当たり前ではないと気づくこともあるでしょう。

反対に、他の保育園の待遇などを把握することで今の職場の良さを再認識できる場合もあります。求人をチェックすることは、自分の希望条件や市場価値を知るきっかけにもなり、より納得感のある判断につながります。

【円満退職】保育士が関係者に辞める理由を伝える時のポイントと例文

【円満退職】保育士が関係者に辞める理由を伝える時のポイントと例文

保育士が辞める際は、理由そのものよりも伝え方によって印象が大きく変わります。保育業界は人とのつながりが強いため、最後まで丁寧に対応することが大切です。

ここからは、退職理由を嘘をつかず落ち着いて説明することの重要さと、職場を退職する際の伝え方のポイントや例文をご紹介します。

退職理由で嘘をつかない方が良い理由

退職理由で無理に嘘をつくと、話のつじつまが合わなくなったり、後から関係者に伝わった際に信頼を損ねたりするおそれがあります。特に保育業界は横のつながりが強く、噂や情報が回りやすいため、完全な作り話は避けた方が安心です。

とはいえ、不満をそのままぶつける必要はありません。大切なのは、事実をベースにしつつ、相手に配慮した伝え方に整えることです。正直さと配慮のバランスを意識することで、退職後も良好な関係を保ちやすくなり、次の職場でも気持ちよくスタートできます。

園に辞める理由を伝えるポイントと例文

園に伝える時は、感情的な不満の列挙ではなく、今後の方向性として話すのが基本です。「給料が安い」「人間関係が悪い」と直接言うより、成長や働き方を軸に言い換えると、受け止められやすくなります。

例文:「これまで多くのことを学ばせていただき、感謝しております。その上で、今後は自分の働き方やキャリアを見直したいと考え、退職を決意いたしました。」

「家庭との両立を考える中で、今後の働き方を見直したいと感じるようになりました。ご迷惑をおかけしないよう、引き継ぎは責任を持って進めます。」

ネガティブな本音があっても、前向きな方向性と感謝を添えることで必要以上に対立しにくくなります。

保護者・子どもに辞める理由を伝えるポイントと例文

保護者や子どもに退職を伝える際は、詳しい事情よりも安心感を優先することが大切です。子どもは「自分が嫌われたのでは」と受け取りやすいため、不安を与えない言葉選びを心がけましょう。

保護者に対しても、園への不満や内部事情は控えめにし、前向きな理由を簡潔に伝える方が無難です。相手が受け取りやすい表現を意識することで、最後まで良い関係を保ちやすくなります。

子どもに対する例文:「先生はみんなのことが大好きだよ。これからは別の場所でお仕事をするけれど、元気でいてくれるとうれしいよ」

保護者に対する例文:「これまで温かく接していただきありがとうございました。新しい環境で学びを深めたいと考え、退職することになりました」

子どもには温かな言葉を心がけること、保護者には前向きな伝え方が安心感につながります。丁寧な対応は相手との信頼関係を守るだけでなく、自分自身の気持ちを整えることにもつながります。

今の園を辞める時に必要な書類について

今の園を辞める時に必要な書類について

退職時は書類の返却なども大切です。必要書類を把握しておくと退職後の手続きが滞りにくくなり、転職や失業給付の準備もスムーズになります。

まず、園へ返却・提出するものとして、保険証、社員証、制服、名札、通勤定期券、備品類などがあります。園によっては退職願や退職届の提出が必要です。園の規定がある場合は、それに従いましょう。

一方で、園から受け取る主な書類は次の通りです。

書類名主な用途
雇用保険被保険者証失業給付の手続き、転職先での手続き
離職票失業給付の申請
年金手帳年金関連の手続き
源泉徴収票年末調整や確定申告、転職先提出

特に離職票は、退職後に失業給付を受ける場合に必要です。退職後に失業給付を受ける場合は、離職票とマイナンバーが分かる書類を持ってハローワークで手続きを行います。

また、源泉徴収票は次の勤務先でも使うため、受け取り漏れがないように確認しておくと安心です。必要書類をきちんとそろえておくと、退職後の不安が減り、次の行動に集中しやすくなります。

参考:厚生労働省「離職された皆様へ

【例文あり】転職時に保育士を辞めた理由はどう伝えるべき?

転職面接では、保育士を辞める理由をそのまま伝えるのではなく、応募先でどう働きたいかにつなげて話すことが重要です。面接官が見ているのは不満の大きさではなく、入職後に前向きに働けるかどうかだからです。

たとえば「人間関係が合わなかった」が理由なら「周囲と連携しながらより良い保育を実践したい」と伝え、「給料が低い」ことが退職の理由になった場合は「評価が適切に反映される環境で長く働きたい」といった形に言い換えられます。

ここで、例文を見てみましょう。

例文①

「前職では人間関係の面で課題を感じることもありましたが、今後は培ったスキルを活かし、チームで連携しながら子ども一人ひとりに寄り添う保育を大切にしたいと考え、より協力体制の整った環境で働きたいと思い志望しました。」

例文②

「これまでの経験を通して、自分の取り組みや成果が適切に評価される環境で長く働きたいと考えるようになりました。貴園において保育の質を高めながら、継続して成長できる職場で力を発揮したいと考えています。」

このように伝えることで、過去の不満で終わらず、入職後の意欲まで示すことができます。

保育士を辞めた後におすすめのキャリア3選

保育士を辞めた後におすすめのキャリア3選

保育士を辞めた後のキャリアには、大きく3つの選択肢があります。

まず、ベビーシッターや学童保育など保育士の資格を活かせる仕事です。これまでの経験をそのまま強みにしながら、子ども一人ひとりと向き合える働き方が可能になるでしょう。

次に、別の保育園へ転職する方法もあり、保育という仕事自体が好きな方には特におすすめです。なかでも小規模保育園は保護者や職員の人数が比較的少なく、0〜2歳児とじっくり関われるため、落ち着いた環境で保育の質を高めやすい特徴があります。

さらに、異業種への転職という選択肢もあり、これまでの対人スキルを活かして福祉や一般企業で活躍する道もあります。自分に合った働き方を見極めながら、納得できるキャリアを選ぶことが大切です。

小規模保育園ぽとふでは一緒に働いてくれる方を募集しています

保育士を辞めたいと感じている方の中には、仕事そのものではなく、今の職場環境に負担を感じているケースも少なくありません。そのような場合は、環境を変えることで働きやすさが大きく改善する可能性があります。

小規模保育園は、子ども一人ひとりと丁寧に関われる点が魅力で、保育のやりがいを再確認しやすい環境です。ぽとふ保育園では、0〜2歳児に寄り添う保育を大切にしながら、研修制度や学びの機会も整えられており、安心して成長できる体制が整っています。

保育士としての経験を活かしながら、より自分に合った働き方を見つけることが、長く続けるための大切な一歩となります。ご自身に合った環境を見つけるための一歩として、ぜひぽとふ保育園をご検討ください。

ぽとふ保育園 採用情報サイト:https://recruit.potoph.jp/about-job/
ぽとふ保育園:https://potoph.jp/

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