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保育士から見た小規模保育園のメリット・デメリットは?大規模園との違いも解説

保育士の中には、小規模保育園で働くメリットについて情報を探している方がいるかもしれません。一言でいうと小規模保育園は「子ども一人ひとりとじっくり向き合える一方で、経験できる年齢層や働き方に特徴のある職場」です。

この記事では、小規模保育園で働くメリット・デメリットと大規模園との違い、自分に合う園選びのポイントまで具体的に解説します。

保育士が小規模保育園で働くメリットとは?

保育士が小規模保育園で働くメリットとは?

保育士の立場から見ると、小規模保育園には働き方ややりがいに直結する魅力がたくさんあります。大手求人サイトや専門メディアでも、「子ども一人ひとりにじっくり関われる」「業務負担が比較的おだやか」「乳児保育のスペシャリストを目指しやすい」といったポイントが共通して紹介されています。

ここからは、現場で働く保育士が実感しやすいメリットを、4つの切り口から具体的にお伝えします。

通勤アクセスが良い園が多い

小規模保育園は駅近くのテナントやマンション内に開設されることが多く、通勤アクセスの良さが大きな魅力です。神奈川県中部・西部エリアでも、厚木・海老名・大和・茅ヶ崎などの駅近くに小規模保育園が集まっている地域があります。

通勤時間を短縮できるため、朝の支度や帰宅後の家事・趣味の時間を確保しやすく、早番・遅番でも睡眠時間を削らずに済みます。また、子育て中の保育士にとっても突然の呼び出しに対応しやすく、通勤ストレスを減らして子どもや保護者と向き合う余裕を生み出してくれます。

ライフステージに合った働き方を選びやすい環境と言えるでしょう。

持ち帰り業務が少なめ

小規模保育園は園児数が少なく大規模行事もコンパクトなため、保育士が行事準備や制作物に追われにくく、持ち帰り業務が少なくなる傾向があります。勤務時間内に書類や記録を終えやすいため、残業や疲労の蓄積を防ぎやすい環境です。

保育士はワークライフバランスを保ちやすくなり、『無理をしない働き方』のなかで、長く保育の仕事を続けられる土台づくりにもつながります。

一人ひとりの子どもとじっくり向き合って保育ができる

小規模保育園は、子どもの定員が6~19名と少ない人数で設定されています。職員配置も手厚く、保育士1人あたりが見る子どもの数が少ない環境です。

保育士は「もっと一人ひとりを大切に見てあげたい」「子どものペースに寄り添いたい」という思いを、あきらめずに実現しやすい職場と言えます。小さな変化にも気づきやすく、子どもや保護者との信頼関係もゆっくり育てていけます。

0~2歳の乳児に特化した保育ができる

小規模保育園は原則0~2歳児が対象です。授乳や離乳食、歩き始めやおしゃべりなど、乳児期ならではの成長にじっくり寄り添える場所です。

乳児期の「はじめて」に立ち会える喜びも多く、生活リズムや基本的な習慣、人との関わり方など、子どもの土台づくりに集中したい保育士が力を発揮しやすい環境と言えます。

他の職員や保護者と密に連携できる

小規模保育園は園児も職員も少人数なので、保育士同士や保護者との距離が近く、子どもの様子や小さな変化を園全体で共有しやすい環境です。保護者の背景や家庭環境、悩みも理解しやすいと言えるでしょう。

保育士は、周囲との信頼関係を育てながら「やってみたい保育」を一緒に形にしていけます。距離が近いからこそ大変さもありますが、その分やりがいと安心感のある職場になりやすいのが魅力です。

保育士が小規模保育園で働くデメリットとは?

保育士が小規模保育園で働くデメリットとは?

ここまで、保育士が小規模保育園で働くメリットをお伝えしました。一方で、小規模園には働きやすさややりがいだけでなく、実は気をつけたいポイントもあります。

ここからは、保育士が小規模保育園の勤務で感じやすいデメリットを見ていきましょう。

3歳以上の子どもの保育経験が積めない

小規模保育園は0~2歳児が中心となるため、運動会や発表会、就学前指導など3歳以上の保育で培われる経験をどうしても積みにくくなります。

ただし、乳児保育の専門性をしっかり高めつつ、研修や本で幼児期の知識を補っていけば、「乳児の保育に強く、幼児も理解している保育士」として、大規模園や幼稚園など次のキャリアにもつなげやすくなります。

急なお休みが取りにくい

小規模保育園は職員数が限られ、1人の欠勤がシフト全体に響きやすいため、急な休みを取りにくいと感じる方も少なくありません。ただし、園全体で「お互いさま」で支え合えるかどうかが大きなポイントです。

例えば、ぽとふ保育園ではシフト作成で希望休をしっかり反映し、必要に応じて近隣園との連携やヘルプ体制も整えることで、「小規模は休みにくい」という不安を和らげ、安心して働ける職場づくりを進めています。

人間関係の良し悪しがダイレクトに影響する

小規模保育園は人間関係の影響を受けやすく、合わない相手がいると距離を取りにくい面があります。そのぶん、園見学で雰囲気や園長の価値観を確かめることが大切です。

ぽとふ保育園では、この距離の近さを前向きにとらえ、園長や仲間同士の声かけ・対話を大切にしながら、新卒・未経験・ブランクありの保育士同士がお互いの得意・不得意を補い合って働いています。

「完璧でなければいけない」という空気はなく、経験や個性を尊重し合い、気づきを共有しながら成長していける温かなチーム環境が整っています。

保育がマンネリにならないよう工夫が必要

小規模保育園はビルやマンション内にあることも多く、園庭や大型遊具がないぶん、外遊びが限定されやすい環境です。その代わりに、保育室のレイアウトを変えたり、散歩コースを工夫したり、公園や児童館・図書館と連携することで、子どもの経験を広げていくことができます。

感触遊びや造形、リズム遊びなど、室内でも体を使える遊びを取り入れながら、「園庭がなくても遊びは工夫次第で豊かにできる」という発想が、保育士の腕の見せどころになります。

大規模保育園と小規模保育園どちらの保育が自分に向いている?

大規模保育園と小規模保育園どちらの保育が自分に向いている?

ここまで、小規模保育園で働く保育士の視点から、良いところと気をつけたいポイントを見てきました。

次は、「自分はどのような園なら、毎日気持ちよく働けそうかな?」と具体的に思い浮かべてみてください。大規模保育園と小規模保育園には、それぞれ違った良さや向き・不向きがあります。特徴を見比べながら自分らしくいられる環境を見つけていきましょう。

大規模保育園の特徴・向いている人

大規模保育園は、0~5歳までたくさんの子どもたちが通うにぎやかな環境で、運動会や発表会、親子遠足などイベントも盛りだくさんです。職員も多いため、園によってはシフト調整やお休みの相談もしやすいでしょう。

また、年長クラスまで関わることで就学前の準備や集団活動の経験も積みやすくなります。一人ひとりにじっくりというより、集団全体を見ながらチームで保育を進めていきたいという人が向いています。

小規模保育園の特徴・向いている人

小規模保育園は園児数が少なく、家庭的であたたかな雰囲気のなか、0~2歳児の生活リズムや基本的な習慣づくりにじっくり関われるのが魅力です。

園庭がない場合でも、散歩や室内遊びを工夫しながら一人ひとりに合った関わりがしやすく、職員の人数が少ないぶん、園の方針づくりに自分の意見を届けやすい環境と言えます。

下記は、大規模保育園・小規模保育園を比較した表です。

規模主な年齢保育の特徴向いている人のタイプ
大規模保育園0~5歳行事・イベントが豊富な集団保育行事が好き・たくさんの子どもと関わりたい人
小規模保育園原則0~2歳少人数で一人ひとりに寄り添う保育乳児保育が好き・丁寧な関わりと落ち着いた環境を望む人

このように、大規模保育園と小規模保育園では、それぞれの良さや特徴が少しずつ違います。どちらが上ということではなく、自分の保育観やライフスタイルに合う方を、求人票だけでなく見学も通して選ぶことが大切です。

小規模保育園ぽとふでは一緒に働いてくれる方を募集しています

ぽとふ保育園は、伊勢原や海老名など神奈川県内で小規模保育園を展開し、「子どもたちの自然な笑顔」を大切にしたあたたかな保育が特徴です。

少人数ならではのアットホームな雰囲気の中で、一人ひとりに寄り添いながら働けるほか、経験年数に応じた研修やキャリアアップの仕組み、系列園どうしの勉強会など学びの場も整っており、小規模でありながら成長も両立しやすい環境と言えます。

こうした環境や考え方に『いいな』と感じてくださった方と、一緒に働ける日を小規模保育園ぽとふでは楽しみにしています。

詳細は下記のページからご覧いただけます。

https://recruit.potoph.jp/

お問い合わせも随時受け付けています。ぜひお気軽にご連絡ください。

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