【例文あり】小規模保育園の志望動機の書き方は?履歴書で注意したいポイントも解説
小規模保育園での採用を目指し、履歴書に書く志望動機をどう書くか悩む方も多いでしょう。この記事では、志望動機の具体的な書き方と、履歴書を書くうえで注意したいポイントについて解説します。
小規模保育園の履歴書における志望動機を書くときのポイント
「志望動機を書こうとしても、何から手をつければいいか分からない」そんな悩みを抱く方は少なくありません。特に小規模保育園は、定員10〜20名ほどの家庭的な環境だからこそ、「この園で働きたい」という気持ちの本気度が伝わることが何より大切です。
履歴書で何をアピールすべきか、志望動機を書く際のポイントをご紹介します。
その小規模保育園のどこに魅力を感じたか書く
志望動機の最初の一文で大切なのは、「あなたが感じた園の魅力」を正直に伝えることです。とはいえ「家庭的な雰囲気が良い」とだけ書くと、どうしても一般的になりがちです。
たとえば、園のホームページやブログを読みながら、「子どもが安心して過ごせるよう午睡の導線まで設計されている」「先生たちの表情が柔らかく、連携が丁寧に取れている」など、具体的な空気感を拾って言葉にすることを心がけましょう。
「少人数の中で子ども一人ひとりの気持ちを丁寧に受け止める先生方の姿勢に共感しました」
「地域の方との交流を通じ、子どもが“社会”を感じながら成長できる点に惹かれました」
こうした一文があるだけで、「この園にどうしても勤めたい」という強い気持ちが採用担当者に伝わります。
自分の経歴やスキルをアピールする
子どもが好きなだけでは、他の応募者と差がつきません。採用側が知りたいのは、あなたがどのような場面でどう行動を取れる人なのか、です。
たとえば、「〇歳児クラスの担任を3年間務め、午睡導入の安定化に取り組みました」「子育て支援員の資格を取得し、保護者との連携に自信があります」といったように、行動 → 結果 → 再現性の順で語ると、説得力が増します。
現場経験が浅い場合でも大丈夫です。実習やボランティア、育児経験などから「観察力「安全意識」「共感力」など、 小規模園に欠かせない資質を抽出して書きましょう。
大切なのは、どのような瞬間に心を動かされたかを添えることです。
どのような働き方を希望するか書く
「希望条件を書くのは少し気が引ける…」そう感じる方も多いでしょう。ですが、園にとっても応募者が「どう働きたいと思っているのか」について知ることは、非常に大切なことです。そして、無理なく続けられる働き方を伝えることは、誠実さの表れでもあります。
「家庭と両立しながら、早番中心で安定した保育を担当したい」「フルタイムで働き、将来的には園運営にも関われるようリーダー職を目指したい」このような将来像を添えると、園側もあなたの成長ビジョンをイメージしやすくなります。この未来へのまなざしがあるだけで、文章全体にも温度が宿るでしょう。
【例文】ブランクあり・40代・未経験の場合の小規模保育園に応募する際の志望動機

小規模保育園は、ブランクのある方・子育て経験者・異業種からの転入など、さまざまな背景の人が新しいスタートを切る場所です。あなたのこれまでの経験も、きっと保育に活きるはずです。ここでは、状況別の例文をご紹介します。
ブランクがある場合の小規模保育園に応募する際の志望動機
「子育てが一段落した今、もう一度子どもたちと関わる仕事に戻りたいと思い応募しました。小規模保育園は、少人数の環境で一人ひとりに寄り添える点に魅力を感じています。
以前は3歳児クラスを担当し、行事や連絡帳対応を通してチームで動く大切さを学びました。ブランク中も救命講習を受けるなど現場復帰への準備を続けており、再び子どもたちの笑顔を支えられるよう尽力したいです。」
このように、ブランクがある場合は離れていた期間を「準備の時間」として前向きに描くことで、継続的に学び続ける姿勢と現場への真摯な思いを伝えることができます。
40代の場合の小規模保育園に応募する際の志望動機
「長年の社会人経験を活かし、子どもたちの成長を支えたいと思っています。年齢を重ねたからこそ、保護者の気持ちに寄り添えることが増えました。地域に根差した小規模園で、子どもが安心して過ごせる環境づくりに貢献したいと考えています。」
このように、40代だからこそ培われた包容力や経験の深さを前向きに示すことで、「安心感のある保育者」として強い印象を与えられます。
未経験の場合の小規模保育園に応募する際の志望動機
「子どもと関わる仕事がしたいという思いから保育士資格を取得しました。小規模保育園なら、一人ひとりの成長にじっくり向き合えると思い志望しました。
実習では0歳児クラスで生活リズムを整える支援を行い、環境づくりの大切さを学びました。経験は浅いですが、明るく誠実な姿勢で貴園の保育に貢献したいです。」
未経験者の場合は、完璧さよりも「学び続ける姿勢」と「子どもへのまっすぐな関心」を具体的に示すことで、成長の余地を感じさせる魅力的な志望動機になります。
小規模保育園の履歴書でチェックされるポイント
この人と一緒に働きたいかどうか、採用担当者は履歴書からその一点を読み取ります。小規模園の採用で重視されるのは、以下の3点です。
熱意
「この園で働きたい」という想いは、冒頭の数行で伝えるのが理想です。 園の理念やブログの言葉を引用して、「応答的な保育」「地域とのつながり」など、自分の言葉で重ねることを意識しましょう。
感情を言葉にする勇気が、あなたの“熱”を伝えます。たとえば、「子どもの気持ちに寄り添う保育の姿勢に共感しました。私も子どもたちの小さなサインを見逃さず、安心できるよう毎日を支えていきたいです。」と記載するのもおすすめです。
保育観・人物像
履歴書はスキルだけでなく人柄を映す鏡でもあります。小規模園では「落ち着き」「柔軟性」「チーム意識」「コミュニケーション能力」など、空気を読む力が重視されます。自分の考え方や保育観が園の理念と重なっていることを示しましょう。
「子どものペースを尊重する保育がしたい」「大人も安心して学び合える環境をつくりたい」そんな一文があるだけで、印象が変わります。
経験・スキル
保育士資格・子育て支援員・救命講習など、具体的なスキルは積極的に記載しましょう。その際、数字を加えると伝わりやすくなります。「〇歳児クラスを2年間担当し、午睡導入の安定化を図った」「5名のチームで保護者面談を分担し、信頼関係を築いた」など、経験の多さよりも、「そこで何を学び、どう解決したか」「これまでの経験をどう小規模保育園で生かせるか」伝えることが鍵です。
小規模保育園に応募する履歴書で注意したいポイント

履歴書は、あなたの人柄や姿勢がにじみ出る「最初の面接」とも言えます。どんなに経験が豊富でも、形式面の印象が悪ければ内容は伝わりにくくなります。特に小規模保育園では、丁寧さや誠実さがそのまま保育観として評価されがちです。
ここでは、応募前にもう一度見直したい基本的なマナーと、意外と見落としがちな注意点を紹介します。
履歴書に貼る写真は裏側に名前を書いておく
小さなことですが、「丁寧さ」はその人の保育観を映します。履歴書に貼る写真の裏には、剝がれてもいいように名前を書いておくといいでしょう。これは、一枚の書類にも心を込める姿勢の表れともなります。細やかな気配りこそ、小規模園で信頼を築く第一歩になるでしょう。
単純すぎる志望動機は避ける
「子どもが好き」「家から近い」──誰でも言える言葉だけでは印象に残りませんし、熱意が伝わらずネガティブな印象を与えてしまう可能性があります。園の理念や行動方針を読んで、自分の経験と重ねて語ることが大切です。あなたの“この小規模保育園を選んだ理由”を一歩深く掘り下げ、記しましょう。
待遇面での希望は履歴書に書かない
年収や福利厚生については、本人希望欄で細かく記載すると「条件重視」という印象を持たれてしまうことがあります。気になる点があれば、面接の場で直接たずねる方が、対話を通じて思いを伝えやすく、お互いの理解も深まります。
履歴書では、「どのような保育を目指したいか」に焦点をしぼり、小規模保育園で働きたいあなたの熱意が伝わるよう書類を完成させましょう。
小規模保育園ぽとふでは一緒に働いてくれる方を募集しています
ぽとふ保育園では、経験の有無にかかわらず、「子ども一人ひとりの成長を支えたい」という想いを持つ方を歓迎しています。現場では経験年数に応じた研修制度やグループワーク、系列園との意見交換会を通じて、無理なくキャリアアップできる体制が整っています。
保育はチームの仕事です。仲間と笑い合い子どもの変化を一緒に喜びながら、あなた自身も成長できる、そんな場所が「小規模保育園ぽとふ」にはあります。
ぜひ一度、ぽとふ保育園の採用情報ページもご覧ください。
👉 ぽとふ保育園 採用情報はこちら:https://recruit.potoph.jp/about-job/
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