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保育士は体調不良でも休めない…休むときの対応方法や予防法を解説

「喉が痛くて熱っぽい。でも今日は製作の日だし、自分が休むとシフトが回らないかも……」。
体調が悪くても、子どもたちや同僚のことを考えると、「体調不良でも休めない」と感じてしまう保育士もいるでしょう。

しかし、無理をして出勤すると、体調の悪化だけでなく、子どもへの感染や保育中の安全面にも影響するおそれがあります。

この記事では、体調不良で休む際の連絡方法や引き継ぎのポイント、状況別の例文、日頃からできる体調管理の方法を紹介します。無理をせず休むためのヒントとして、ぜひ最後まで読んでみてください。

この記事は以下の方におすすめです▼

  • 体調不良でも休めず、無理をして出勤している保育士の方
  • 休むときの連絡の仕方や伝える内容に迷っている方
  • 欠勤の連絡で参考になる例文を知りたい方
  • 風邪や腰痛など、体調を崩しやすくて悩んでいる方
  • ゆとりを持って働ける職場を探している方

この記事ではこんな情報が得られます▼

  • 保育士でも体調不良のときは休むべき理由
  • 休むときの連絡・引き継ぎ・復帰後の対応方法
  • 高熱・頭痛・腰痛など状況別の連絡例文
  • 保育士によくある体調不良とその原因
  • 日頃から取り入れられる体調不良の予防法

保育士は体調不良でも休めない?

体調が悪いときは、保育士であっても無理をせず休んでください。無理を続けると、症状が悪化したり、回復が遅れたりするおそれがあります。

とはいえ、有給休暇が残っていても「人数ぎりぎりのシフトで自分が抜けたら周囲に迷惑がかかる」「子どもたちが楽しみにしている日だから」と、休みを言い出せないこともあるでしょう。「ズル休みだと思われたらどうしよう」と不安になるかもしれません。

しかし、感染症にかかっている場合は、子どもや同僚にうつしてしまうおそれがあります。頭がぼんやりするほど体調が悪ければ、誤飲や飛び出しにつながる小さな異変を見逃してしまうことも考えられます。泣いている子に駆け寄りたくても、思うように体が動かないかもしれません。子どもたちを安全に見守るためにも、早めに休んで体調を整えましょう。

保育士が体調不良で休むときの対応方法

体調不良で仕事を休むときは、職場のルールに沿って早めに連絡し、症状や復帰の見通しを伝えるのが基本です。無理のない範囲で引き継ぎを行えば、周りの先生もその日の保育に対応しやすくなります。休むときから復帰後までに意識したいポイントは、次の4つです。

  • 職場のルールに従って、早めに連絡する
  • 症状や復帰予定を簡潔に伝える
  • 業務を引き継ぐ
  • 復帰後に感謝を伝える

職場のルールに従って、早めに連絡する

欠勤の連絡は、できるだけ早めに入れましょう。パートの先生に入ってもらったり、戸外活動を室内遊びに変更したりと、園がその日の保育を調整しやすくなるためです。

前日の夜から寒気がある場合は、翌朝の体調を見て判断してもかまいません。ただし、夜間の連絡が可能な職場であれば、「明日はお休みをいただくかもしれません」と一報を入れておくと、園長や主任も準備がしやすくなります。

当日の朝に発熱した場合は、職場のルールに従い、できるだけ早く連絡しましょう。誰に、何時までに、電話かアプリかなど、欠勤時の連絡方法を元気なうちに確認しておくと安心です。

症状や復帰予定を簡潔に伝える

欠勤の連絡では、発熱の有無や体温、咳・嘔吐・下痢といった症状を簡潔に伝えましょう。受診する予定があれば、その旨も添えます。感染症が疑われる場合や診断された場合は、園のルールに従って必ず報告してください。

また、復帰の見通しも分かる範囲で伝えましょう。まだ判断できない場合は、「夕方にもう一度ご連絡します」と次の連絡のタイミングを示すと、シフトの調整もしやすくなります。急な欠勤へのお詫びも一言添えつつ、要点を短くまとめることがポイントです。

業務を引き継ぐ

急ぎの業務がある場合は、体調が許す範囲で必要なことを引き継ぎましょう。担任しているクラスのその日の予定や保護者への連絡事項、アレルギーなどで配慮が必要な園児のことなどが代表的です。

引き継ぎは、園で使用している連絡ツールなどを使い、箇条書きにすると確認しやすくなります。例えば、「お迎えの際、〇〇くんの保護者に着替えの補充をお願いする」といった具体的な内容です。

園児の個人情報は園のルールに沿って取り扱い、体調がつらい場合は無理をせず、園長や主任に相談しましょう。

復帰後に感謝を伝える

復帰したら、まず園長や主任、代わりに業務を担当してくれた同僚に感謝を伝えましょう。お詫びだけでなく、「〇〇の対応をしていただいて助かりました」と具体的にお礼を伝えると、気持ちが届きやすくなります。

また、休んでいた間の出来事は、自分から確認しにいくのがおすすめです。日誌に目を通し、子どもの様子や保護者からの連絡事項、クラスの予定に変更がなかったかなどを同僚に聞いておけば、スムーズに保育に戻れます。

【例文】保育士が体調不良で休むときの伝え方

連絡のタイミングや復帰の見通しによって、伝える内容は少しずつ変わります。復帰時期が分からない場合は、次に連絡する時間を添えると、園も予定を立てやすくなります。以下の例文を参考に、園のルールや自分の症状に合わせて伝えてください。

高熱で休む場合(前日の夜に一報を入れる)

「お疲れさまです、〇〇です。夕方から寒気があり、38.2度の熱があります。明日はお休みをいただくかもしれません。明朝、決められた時間までに改めてご連絡します。よろしくお願いいたします。」

頭痛で休む場合(当日の朝・復帰の見通しが立っている)

「おはようございます、〇〇です。頭痛と吐き気が強いため、本日はお休みをいただきたいです。現時点では明日出勤できる見込みですが、体調が変わればご連絡します。製作の材料はロッカーにまとめてあります。申し訳ありませんが、よろしくお願いいたします。」

腰痛で休む場合(当日の朝・復帰が未定)

「おはようございます、〇〇です。腰の痛みが強く、起き上がるのも難しいため、本日はお休みをいただきたいです。整形外科を受診し、復帰の見通しは本日中にご連絡します。急なご連絡で申し訳ありません。」

受診後に結果を報告する場合

「〇〇です。病院でインフルエンザA型と診断されました。復帰時期については、医師の説明や体調を踏まえ、園のルールに沿ってご相談させてください。よろしくお願いいたします。」

保育士によくある体調不良と原因

保育士の体調不良には、子どもとの距離の近さや体を使う動き、精神的な負担など、仕事の特性が関係することもあります。保育現場でよく聞かれる不調として、次の4つを紹介します。

  • 感染症
  • 腰痛・腱鞘炎
  • うつ病・適応障害
  • 女性特有の不調

感染症

乳幼児は免疫が未発達なうえ、おもちゃを口に入れたり顔を近づけて遊んだりするため、園内では感染症が広がりやすくなります。冬はインフルエンザや感染性胃腸炎、夏は手足口病などが流行し、新型コロナウイルス感染症にも注意が必要です。

保育士は食事の介助やおむつ替え、抱っこなどで子どもと接する機会が多く、飛沫や接触、排泄物などを介して感染することがあります。熱が下がったあとも病原体が排出される感染症もあり、気づかないうちにうつってしまう場合もあります。特に新卒1年目は、風邪をもらいやすいと感じる先生も少なくありません。

出典:こども家庭庁「保育所における感染症対策ガイドライン(2018年改訂版)」

腰痛・腱鞘炎

保育の仕事では、抱っこや子どもに目線を合わせるしゃがみ姿勢、低い机での前かがみ作業が何度も繰り返されます。体重10kg前後の1歳児を抱き上げるだけでも、腰や手首には負担がかかります。

こうした負担が積み重なると、腰痛や腱鞘炎につながることがあります。痛みがあっても「抱っこをやめるわけにはいかない」と無理を続けると、症状が悪化するおそれもあります。

心の不調

心の不調には、長時間労働や人間関係のストレスが関わることがあります。残業や持ち帰り仕事が続いたり、早番と遅番が入れ替わったりすると、疲れがたまりやすくなります。職員同士の人間関係や保護者対応も、ストレスの原因の一つです。

責任感が強く、悩みを一人で抱え込んでしまう先生もいるでしょう。眠れない、朝になると涙が出るといった不調が続く場合は、無理をせず医療機関に相談しましょう。必要に応じて休養や休職を検討するのも一つの選択です。

女性特有の不調

生理痛やPMS(月経前症候群)、妊娠中のつわりやお腹の張りも、保育の仕事に影響する不調です。女性が多い職場でも症状には個人差があり、鎮痛剤で普段どおり動ける人もいれば、寝込むほどつらい人もいます。「それくらいで休むなんて」と理解されないこともあるでしょう。

つらい時期がある程度分かっているなら、主任に相談し、重い荷物を運ぶ作業などの調整をお願いするのも一つの方法です。また、生理で働くことが著しく難しい場合は、生理休暇を請求できます。妊娠中も医師の指導に応じて、勤務の軽減や休業を申し出られます。

出典:厚生労働省「働く女性の心とからだの応援サイト 特集 働く女性と生理休暇」

体調不良を防ぐ方法

休むときの対応を知っておくだけでなく、日頃から体調を崩しにくい生活を整えておくと、急な欠勤も減らしやすくなります。まずは、今日から取り入れやすい次の4つの習慣から試してみてください。

  • 手洗い・うがいを徹底する
  • バランスの良い食事をとる
  • 睡眠時間を十分に確保する
  • リフレッシュ方法を見つけておく

手洗い・うがいを徹底する

感染症の予防でまず意識したいのが、こまめな手洗い・うがいです。出勤時や食事の前、おむつ替えのあと、外遊びから戻ったときなど、タイミングを決めておくと忘れにくくなります。石けんと流水で指の間まで丁寧に洗い、清潔なタオルで拭きましょう。

保育室の環境づくりも、感染症対策の一つです。季節を問わずこまめに換気し、乾燥する時期は加湿器などで適切な湿度を保ちましょう。嘔吐物を処理するときは、使い捨ての手袋やマスクを着用し、園の手順に従って消毒や換気を行います。

バランスの良い食事をとる

忙しいと、朝食を抜いて出勤し、夜は菓子パンだけ……という食生活になりがちです。健康を保つためには、主食・主菜・副菜をそろえることを意識してみてください。

毎食きちんと用意するのが難しいときは、コンビニのおにぎりにゆで卵やサラダを足したり、休日に野菜スープを作り置きしたりするのもよいでしょう。仕事中のこまめな水分補給も忘れないようにしましょう。

睡眠時間を十分に確保する

睡眠不足が続くと疲れが取れにくくなり、日中の集中力にも影響します。早番の日は6時前に起きることもあり、寝る時間が遅いと睡眠時間が短くなってしまいます。

厚生労働省では、成人は6時間以上の睡眠を目安に、必要な睡眠時間を確保することを推奨しています。寝る前はスマートフォンの使用を控え、シフトから就寝時刻を逆算するなど、十分な睡眠をとれるよう工夫しましょう。

出典:厚生労働省「健康づくりのための睡眠ガイド2023」

リフレッシュ方法を見つけておく

心の疲れをため込まないためには、仕事から離れて気分転換する時間を意識的につくりましょう。家族と散歩する、湯船にゆっくりつかる、好きな音楽を聴くなど、ささいなことでかまいません。

コツは、自分に合ったリフレッシュ方法をいくつか見つけておくことです。「週末にライブに行く」といった楽しみだけでなく、家で5分でもできる方法があると、忙しい日にも気持ちを切り替えやすくなります。

ゆとりを持って働きたい方には小規模保育園がおすすめ

体調不良のときは無理をせず、早めに連絡して症状や復帰の見通しを伝えることが大切です。

人手不足や長時間労働で疲れが取れず、退職まで考えてしまう場合は、転職も含めて働き方を見直すのも一つの方法です。0〜2歳児を対象とする小規模保育園は子どもの人数が少なく、行事の負担も比較的少ない園があります。職員の配置にゆとりがあれば疲れをため込みにくく、体調を崩しにくい働き方にもつながります。具合が悪いときに一人で抱え込まず相談しやすいのも、人員に余裕がある職場の強みです。

神奈川県内で10園以上を展開するぽとふ保育園では、国の基準より最大2名多く職員を配置しています。大きな行事は年3回程度で、準備も勤務時間内に実施。持ち帰り仕事はなく、残業も基本的にほとんどありません(あっても月30分程度)。子どもとじっくり向き合いながら、自分の時間も大切にしたい方は、ぜひ採用情報をご覧ください。

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