小規模保育園は働きにくい？保育の特徴や向いている人のポイントを解説

小規模保育園は、子ども一人ひとりと深く関われることが魅力です。その一方で、大人数の園で働いてきた方にとっては「雰囲気が違う」「思っていたよりも忙しい」と感じることがあるかもしれません。だからこそ、自分の得意なことや働き方のタイプを知っておくことが大切です。

この記事では、実際の現場の特徴や、ぽとふ保育園での取り組みを交えてご紹介します。ぜひ園選びや転職のヒントにしてください。

小規模保育園の働き方の特徴とは？

小規模保育園には、「子どもとじっくり向き合う楽しさ」と「少人数で助け合うあたたかさ」があります。先生同士や保護者との距離も近く、家庭的な雰囲気の中で穏やかに一日が過ぎていきます。

人数が少ないぶん柔軟な対応も必要になりますが、それがかえって信頼を深めるきっかけになることもあります。ここからは、その特徴をもう少し詳しく見ていきましょう。

子どもの数が少ない

小規模保育園は、定員6〜19名ほどの少人数で、子ども一人ひとりに丁寧に向き合えます。食事や着替えのペース、好きな遊びや苦手なことなど、その子の個性に合わせた関わりができるのが特徴です。

毎日同じ子どもたちと過ごすことで小さな成長にも気づきやすく、日々寄り添いながら「昨日よりできたね！」と一緒に喜べる瞬間がたくさんあります。

園での行事が少ない

小規模保育園では、運動会や発表会などの行事はコンパクトに行うことが多く、準備に追われることはあまりありません。その分、子どもたちとじっくり向き合い、日常の一瞬一瞬を大切にできます。大きな行事で達成感を味わうよりも、毎日の生活の中で小さな成長を感じたい方にぴったりの環境です。

園によっては、地域のイベントや系列園との交流もあり、日常の中にちょっとした楽しみも見つけられます。

アットホームな雰囲気で保育ができる

小規模園は、“顔の見える関係”が基本です。先生同士の声の掛け合いも自然で、保護者とも気軽に話せる距離感があります。

ぽとふ保育園でも、職員同士がお互いの得意分野を活かし合い、「みんなで保育をつくる」風土が根づいています。

誰かが困っていれば自然と手を差し伸べる、そんなあたたかな雰囲気が、子どもたちの安心にもつながっているようです。

安全管理を行いやすい

小規模保育園は、少人数だからこそ子どもたちの様子にしっかり目が届き、安全に配慮しやすい環境です。

お散歩のときも、一人ひとりの表情や動きを見守りながら進むことができます。

ぽとふ保育園では、「小さな声かけや気づきが、事故を防ぐ何よりの力になる」。そんな思いを大切に、チーム全体で日々の振り返りや共有を大切にし、安心して過ごせる環境づくりに取り組んでいます。

小規模保育園を「働きにくい」と感じる方の特徴

小規模保育園で「少し働きにくいな」と感じる理由には、下記の4つのポイントが挙げられます。小規模保育園の環境や仕事の特徴を知ることで、自分に合う働き方を見つけるきっかけにしてみましょう。

小規模保育園＝ラクだと思っている方

「小規模保育園は行事が少ない＝仕事がラク」と思って入職すると、少しギャップを感じることがあるかもしれません。

小規模園では、子ども一人ひとりの成長や気持ちの変化に寄り添いながら、観察や記録、保護者との連携を丁寧に積み重ねていくことが大切です。

そのぶん、日々の中で小さな成長を間近に感じられる喜びもあり、丁寧な関わりを大事にしたい方に向いている環境といえるでしょう。

外遊びや身体を使う遊びを得意としている方

広い園庭で思いきり体を動かす保育を理想とする方には、小規模保育園は少し物足りなく感じることがあるかもしれません。ですが、小規模保育園では公園や地域の自然をうまく活用しながら、遊び方を工夫しています。

近くの公園や緑道を安全に利用したり、室内の環境を柔軟に変えたりすることで、限られた空間の中でものびのびと活動できるよう工夫しています。

狭い人間関係が苦手な方

小規模保育園では、毎日ほとんど同じメンバーで過ごすため、距離が近いぶん人間関係の難しさを感じることがあります。

その特性を前向きにとらえ、園長や仲間同士の声かけ、日々の対話を大切にしている小規模保育園も多く存在します。

新卒や未経験、ブランクのある保育士もお互いの得意・不得意を補い合いながら働いており、「完璧でなければいけない」という雰囲気はありません。

経験や個性を尊重し合い、気づきを共有しながら成長していける温かなチーム環境が整っています。

急な休みが発生しやすい方

一般的に、小規模保育園は少人数で運営しているため、急な休みを取りづらいといわれることがあります。最近では、体調不良や家庭の事情などやむを得ない場合には、当日や前日でも休みを取れるよう柔軟に対応する園も増えています。

シフト作成では希望休をしっかり反映し、必要に応じて近隣園との連携やヘルプ体制を整えるなど、支え合いの仕組みをつくる工夫も。「小規模は休みにくい」というイメージを変え、安心して働ける職場づくりが進んでいます。

小規模保育園に向いている人の特徴

小規模保育園での仕事は、子どもとの距離が近く、日々の小さな成長を身近に感じられるのが魅力です。

ここでは、そんな環境でいきいきと働ける人の特徴を見ていきましょう。

乳幼児の保育が好きな方

0〜2歳の成長は驚くほど早く、毎日が発見の連続です。また、2023年4月からは全国の小規模保育園で、3歳以降のお子さんの受け入れも可能になりました。

昨日できなかったことが今日できるようになる。そんな瞬間を間近で見守れるのが小規模保育園の魅力です。生活の中で子どもと気持ちを通わせることが好きな方に向いています。

参考：こども家庭庁「小規模保育事業における３歳以上児の受入れについて」

一人ひとりの子どもとじっくり向き合って保育したい方

小規模保育園は少人数の園だからこそ、子どもの声や仕草の一つひとつに気づくことができます。観察や記録をもとに、その子に合った関わりを考える時間も持てるでしょう。

小規模保育園は、「この子には今、何が必要かな」と考えながら寄り添う保育をしたい方にとって、やりがいを感じられる環境です。

柔軟な対応ができる方

小規模保育園は、保育や環境づくり、制作や記録などをチームで分担して行います。ぽとふ保育園ではそれぞれの先生ができることを持ち寄りながら、無理なく協力し合う雰囲気があります。

ぽとふ保育園をはじめとする小規模園では、決められた役割だけでなく、自然に「手伝おう」と思える人が活躍できる職場です。

小規模保育園ぽとふでは一緒に働いてくれる方を募集しています

小規模保育園ぽとふでは、一緒に働いてくれる仲間を募集しています。

0〜2歳の子どもたちが安心して過ごせる「小さな居場所」を目指し、日々の小さな変化を見逃さず「どう関わるか」をチームで考えながら保育を進めています。

OJTや研修、キャリア面談もあり、経験の浅い方でも安心して成長できる環境です。記録や連絡帳のICT化で残務を減らし、子どもと向き合う時間を多く作り大切にしています。

「家庭と両立しながら長く働きたい」「一人ひとりの成長を丁寧に支えたい」。

そんな方は、ぜひ一度当園を見学してみてください。

きっと、小規模ならではの温かさを感じていただけます。

ぽとふ保育園　採用情報サイト：https://recruit.potoph.jp/about-job/