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【ココノワ】ライフスキルトレーニング(LST)

2019年5月3日 (金)

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ゴールデンウィーク後半戦

こんにちは!

10連休のゴールデンウィークも残すところ3日ちょっとですね。

文字通り黄金週間の方も、仕事の方もいかがお過ごしでしょうか?

10連休の方は連休明けの仕事や学校に向けてリハビリが必要かもしれないですね(笑)

 

ココノワではゴールデンウィーク中も元気に活動しています。

家族でお出かけしたり、家でゆっくり過ごす子が多く、普段よりも少ない人数で寂しいです。

ですが、その分来てくれた子に対してじっくり関わることができたり、少ない人数だからこそできる活動などを行っています。

残りのゴールデンウィーク中の活動も楽しみにしていてください♪

 

「じりつ」を考える

皆さんは「じりつ」とはどういうことですか?と聞かれた時にどのように答えますか?

 

おそらく多くの人が

「自分のことは自分でできること」

「親元を離れて仕事をして自分で生活ができること」

このような回答を持っているのではないでしょうか?

 

「じりつ」には2つの漢字がありますよね。

「自立」と「自律」です。

同じような意味で使っている方も多いのではないでしょうか?

似たような言葉ですがそれぞれに意味が異なります。

 

「自立」

 他への従属から離れて独り立ちすること。他からの支配や助力を受けずに、存在すること。

コトバンクより引用)

「自律」

・他からの支配・制約などを受けずに、自分自身で立てた規範に従って行動すること。

コトバンクより引用)

 

「自分のことは自分でできる」=自立した生活

「親元を離れて仕事をして自分で生活ができる」=経済的自立

 

どちらも「自立」の漢字を使います。

親などからの指示や援助を受けずに生活ができること=自立

ということになりますね。

 

では「自律」とはどういったものなのでしょうか。

・自分で考え、行動でき、自分にOKを出してあげることができる

・いかなる状況においても自らの能力を最大限に発揮し、自ら考え、行動できる道を切り開いていけること

日本きらめき協会ブログより引用)

 

自分で考えて計画を立て、その計画に沿って行動ができること=自律

ということですね。

 

 

福祉の世界で「自立した生活をめざす」、「自立支援」という言葉をよく耳にします。

ここでいう「自立」は”介助者に頼らずに自分のことが自分でできること”という意味合いで使わることが多いです。

 

放課後等デイサービスの目的も、やはり「自立支援(療育)」です。

ココノワに通っている子どもたちもコミュニケーションや日常生活動作などに支援が必要です。

 

前置きが長くなってしまいましたが、今回は療育の中の一つ、ライフスキルトレーニング(LST・生活能力訓練)を紹介します。

 

ライフスキルトレーニング(LST)とは

Life(生活)Skill(能力)Training(訓練)の頭文字をとったものです。

その名の通り生活に必要な能力を身につけるための訓練です。

 

ライフスキル(生活能力)とは何かといえば、皆さんが日常生活を送る上で行っていること全てです。

服を着替える、歯を磨く、掃除・洗濯をする、ご飯を作る・食べる・・・etc.

 

普段何気なくやっているその行動すべてがライフスキルです。

 

発達障害や知的障害があると行動を組み立てたり、理解をすることが困難なことがあります。

その困難な状況を整理して、できるようにしていくのがLSTです。

 

ココノワで行っているLSTの活動は、おやつ作り・昼食作り、掃除、ゴミの分別方法、アイロンがけ、洗濯物たたみ、などを定期的に行っています。

中でも子どもたちに人気の活動はダントツでおやつ作り・昼食作りです。

 

ゴールデンウィーク中もいつもお弁当を作ってくれる保護者の負担軽減の意味も込めて昼食作りを行いました。

ロコモコ作り

子どもたちからのリクエストでハワイ料理の一つであるロコモコを作りました☆

 

作る材料と工程を確認したら調理開始です。

ロコモコのメインであるハンバーグを作ります。

ここの工程では卵を割る、お肉をこねるなどの微細運動(細かい指先の動き)が必要になります。

卵は強く叩けば割れてしまうし、弱ければ割れない、微妙な力加減が必要です。

これはおやつ作りなどで何度も経験しているのでお手の物です!

お肉がこね終わったら、いよいよ焼きの工程です。

ここではホットプレートを触ったら熱いという認識や、ハンバーグをひっくり返すという微細運動が必要になってきます。

完成したら実食!

自分たちで作ったご飯をみんなで食べると美味しいね♪

 

ミートソーススパゲッティ作り

こちらは先日、誕生日を迎えた子のためにその子が一番好きなご飯をプレゼントする、ということで作りました。

メニューは

・ミートソーススパゲッティ

・ミモザサラダ

・オニオンスープ

の3品です。

 

まずは食材のカットからスタートです。

みんなで協力して玉ねぎ、にんじんなどの材料をカットしていきます。

ここで必要なのは刃物を使う時の集中力です。

よそ見をすることなく、みんな集中して行うことができました☆

材料がカットできたら炒めていきます。

熱いフライパンに気を付けてね!

浅いフライパンって材料を混ぜるときにこぼれたりして意外と難しいんですよね。

ここでも力加減が重要になってきます。

同時進行で別グループでミモザサラダを作っていきます。

レタスをちぎり、ゆで卵をつぶして盛り付けます♪

「うまく作れたよ!」

と得意げに見せてくれました☆

スパゲッティも茹で上がりみんなで作ったミートソースをかけて出来上がり♪

美味しそうだね!

みんなが席に着いたら、いただきまーす!

頑張って作ったのでお腹が空いたのか3杯もお代わりした子もいましたよ!

 

そしてメインの誕生日のお祝いも忘れていません。

誕生日おめでとう☆彡

素敵な1年を過ごしてね♪

 

まとめ

今回はLSTを中心に紹介しましたが、ひとつの活動の中には様々な要素が組み合わさっています。

 

手先を使う微細運動、いつも食べてるご飯がどうやって作られるのかといった食育、熱したフライパンは熱いという危険認識、そしてスタッフや仲間と一緒にコミュニケーションを取りながら行うのでコミュニケーション力など、様々な能力や知識が必要になります。

 

でも子どもたちはそんなこと考えてないですよね。

そこがポイントです!

子どもたちは「楽しかった!」「美味しかった!」という記憶が残れば良いんです。

楽しかったからまたやりたいと思う、美味しかったからまた作りたいと思う。

それの繰り返しで能力は身についていきます。

 

それが療育だと思っています。