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放課後等デイサービスを掛け持ちする場合の料金や注意点を解説

「放課後等デイサービスを掛け持ちしたい」「複数利用した場合の料金ってどうなるの?」といった疑問を持っている保護者は多いのではないでしょうか。

実は、総合支援型や運動療育特化型など、複数の放課後等デイサービスを掛け持ちすることが可能です。ただし、いくつかの注意すべきポイントがあります。

この記事では、放課後等デイサービスの掛け持ちにかかる料金について解説します。また、掛け持ちによるメリットや掛け持ちをする際の注意点などについても取り上げているため参考にしてください。

1.放課後等デイサービスの掛け持ちにかかる料金

1.放課後等デイサービスの掛け持ちにかかる料金

放課後等デイサービスは、複数の施設を掛け持ちで利用できます。また、掛け持ちで利用する場合でも、利用料金は決められた月額上限金額を超えることはありません

「2つの施設を利用するから料金も2倍?」と心配している人もいるかもしれませんが、そういったことはないため安心してください。

ただし、施設によっておやつ代が発生したり施設外で行うイベントに参加する際に交通費が発生したりと、通常の利用料金とは別に掛け持ち分の実費が必要となるケースはあります。放課後等デイサービスの利用料金は自治体によって決められ、費用の9割は自治体負担となり、利用者は1割負担のみです。具体的な料金は年収によって変動します。

たとえば、世帯所得が約900万円以上だと自己負担額は1ヶ月37200円となりますが、それよりも少ない場合は1ヶ月4,600円となります。放課後等デイサービスをいくら掛け持ちしたとしても、利用料金が定められた額以上高くなる心配はありません。

 料金について詳しく知りたい方はこちらの記事もご覧ください。

 2.放課後等デイサービスを掛け持ちするメリット

 2.放課後等デイサービスを掛け持ちするメリット

放課後等デイサービスの掛け持ちによってお子さんや保護者はさまざまなメリットを享受できます。ここでは具体的なメリットを3つ紹介します。

2-1.施設の空き枠の少なさをカバーできる

施設によっては利用できる空き枠がないために、希望する頻度で利用できないケースもあります。そのようなときに、ほかの施設と掛け持ちすることで、利用頻度を高めることが可能です。子どもの成長にあたっては、支援の回数が非常に重要なポイントとなります。

放課後等デイサービスの掛け持ちが子どもの成長をサポートにつながるケースもあると考えると、料金の上限額も含めて大きなメリットだといえるでしょう。

2-2.相談先が増える

複数の施設の掛け持ちによって、子育てなどについて話せる相談先が増えます。保護者のなかには、子育てに悩みを抱えているものの、なかなか悩みを吐き出せずに一人で抱え込んでいるケースは少なくありません。そのようなときに相談先が1つでも多くあれば、保護者の負担軽減につながります

また、相談先が複数あれば、同じ悩みに対しても多角的なアドバイスを受けられるでしょう。

Point

経験豊富なスタッフや保護者と繋がりを持ちやすくなる

2-3.子どもがさまざまな活動に触れられる

施設によって実施している活動やイベントに違いがあるため、掛け持ちすることで、子どもがさまざまな活動を経験できる点は大きなメリットです。たとえば、ある施設では勉強に力を入れている一方で、別の施設では運動療育に力を入れている、といったケースもあります

さまざまな活動に触れることで、相乗効果による子どもの成長につながるかもしれません。また、居場所が多くなり、友達が増えるといったケースも考えられます。

Point

施設によって総合支援型や運動療育特化型など特色が異なるため、自分の子どもにあった施設探しができる

3.放課後等デイサービスを掛け持ちする場合の注意点

3.放課後等デイサービスを掛け持ちする場合の注意点

総合支援型や運動療育特化型など、放課後等デイサービスは掛け持ちができるものの、複数の施設を利用する際は注意すべきポイントもあります。

ここでは、料金以外に放課後等デイサービスを掛け持ちするときの具体的な注意点を紹介します。掛け持ちを検討している人はぜひチェックしてみてください。

3-1.複数事業所の利用時に届出が必要なケースがある

放課後デイサービスを掛け持ちする場合、「利用者負担上限管理事務依頼(変更)届出書」の提出が必要となる可能性があります。これは、複数の施設を利用する場合、掛け持ちしている施設のなかでもっとも利用頻度が多い施設が利用者負担上限管理を担当し、利用者の自己負担額が限度額を上回らないように調整するルールがあるためです。

放課後等デイサービスを掛け持ちしている利用者の上限金額を上回らないように、施設間で負担額を調整・管理することを利用者負担上限額管理加算といいます。届出にあたって具体的にどのような手続きをする必要があるのかについては、メインで利用している施設の担当者に相談してください。

3-2.月ごとに利用できる上限日数自体は掛け持ちしても増えない

利用する放課後等デイサービスを増やしたとしても、1ヶ月に利用できる上限日数自体は増えない点に注意してください。たとえば、1つの施設を利用しているときに1ヶ月で12日の利用上限日数が設定されている場合、掛け持ちをしたからといって24日になることはありません。

この場合、2つの施設を合算して利用上限日数が12日となります。この上限日数は、放課後等デイサービスの利用にあたって必要となる受給者証を申請する際に自治体によって決められます。掛け持ちする場合は、利用日数を計算しておく必要があるでしょう。

放課後等デイサービスについて詳しく知りたい方はこちらの記事もご覧ください。

3-3.子どもにとって負担になってしまう可能性がある

放課後等デイサービスは掛け持ちをしても上限料金を超える心配はありませんが、利用する施設が増えると、子どもへの負担が大きくなる点を忘れないでください。施設によって職員が異なるのはもちろん、雰囲気もそれぞれ特徴があるため、子どもは各施設の雰囲気に慣れなければなりません。

さまざまな活動ができ、子どもの成長を後押ししてくれる可能性があることは掛け持ちのメリットですが、子どもの様子を見たり、意見を聞いたりしながら無理なく利用することが大切です。場合によっては、複数施設の利用で精神的なストレスを掛けてしまう可能性があります。

まとめ

放課後等デイサービスは掛け持ちで利用ができるほか、上限料金があらかじめ定まっています。掛け持ちしたからといって料金が増えることはなく、事前に設定された上限金額内での利用が可能です。ただし、掛け持ちをする場合、別途手続きが必要となるケースがほとんどであるため、掛け持ちを検討している方は、一度現在利用している施設の担当者に相談することをおすすめします。

横浜市都筑区大丸のセンター南駅周辺、同じく都筑区荏田南の都筑ふれあいの丘駅周辺で放課後等デイサービスを探している方は、運動療育を行う「ココノワ」の利用を検討してみてください。ココノワでは、日常生活や遊び、集団活動などを通して子どもの将来の可能性を広げる機会を提供します。小さな一歩から少しずつ子どもの自信を育んでいきます。

投稿者プロフィール

根岸俊太郎
根岸俊太郎
主に子どもたちの送迎等を担当している「根岸 俊太郎(ねぎし しゅんたろう)」です。大学卒業後、地域活動ホームや障がい者入所施設で働き、障がい福祉の世界に10年以上携わっています。ココノワでは、子どもたちが社会に出たときに不自由さを感じないよう、いろいろな経験を楽しみながら積み重ねられるように意識しています。趣味はバイクツーリングで、運転が大好きです!

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