放課後等デイサービスでは、各施設ならではのイベントが実施されているケースもあります。
この記事では、放課後等デイサービスの利用を検討している保護者の方に向けて、放課後等デイサービスで行われているイベントの概要について解説します。
また、夏休みや冬休みなどにもイベントを実施しているのか、具体的にどういったイベントが行われているのかといった点についても取り上げているため、参考にしてください。
1.放課後等デイサービスのイベントとは

放課後等デイサービスでは、日々さまざまなイベントが開催されています。イベントは施設内で行うケースもありますが、時には外出する場合もあります。たとえば、「調理実習でオリジナルのお弁当を作る」「カレンダーを作る」」「お月見団子を作る」「ボウリングに行く」といったイベントは、実際に放課後等デイサービスで行われたイベントです。
通常の支援内容に加えて、子どもたちの気分をリフレッシュしつつも自立支援に繋がるイベントが多くなっています。
1-1.夏休みや冬休みにもイベントはある?
夏休みや冬休みなど、学校の休業期間中にも放課後等デイサービスでイベントは行われます。ただし、各施設には定休日があり、定休日には施設自体が利用できない場合も。そのようなケースでは、イベントなどの活動内容は取り組みが行われないため注意してください。
施設によって定休日は異なるため、事前に年間行事や行事予定を確認しておく必要があります。また、年末年始は一般的にどの施設もお休みとなります。
放課後等デイサービスとはどのような施設か詳しく知りたい方はこちらの記事もご覧ください。
2.ココノワで実施されたイベントの例

横浜の放課後等デイサービス「ココノワ」ではさまざまなイベントを行っています。ここでは、具体的なイベントの活動内容例を紹介します。実際に放課後等デイサービスでどのようなイベントが行われているのか興味のある人はぜひ参考にしてください。
2-1.冷たい科学実験(アイス作り)
子どもたちも大好きなアイスを実際に作るイベントを行いました。このイベントでは、氷と牛乳が入った袋をフリフリ、モミモミしてアイスを作るという科学実験の要素も含みつつ実施。
材料は塩、氷、砂糖、牛乳、バニラエッセンスのみでとても簡単に作れます。
2-2.体で伝えて!人文字
こちらは解答者が1人で、残りの子供達は職員と一緒にお題となるものや動物の名前を体を使って人文字で伝えるものです。お題に対してどのように文字を作るのか、誰がどの部分を担うのかなどを相談しながら人文字を作ります。
伝えることの難しさやうまくいった時の達成感が得られたイベントです。
2-3.英語遊び
いまや、学校をはじめとしたさまざまな場面で英語は欠かせないものとなっているため、英語を学ぶイベントも行いました。具体的には、A〜Zまでを並べるマッチングパズルをどちらが早くできるかチーム対抗の形で勝負。
チーム戦となるため、わからなくてもお互いに助け合いながら取り組みます。
2-4.ランチバイキング
ビュッフェレストランに行きバイキングを楽しむイベントも行いました。ビュッフェにはピザや唐揚げ、ハンバーグ、カレーなど子どもたちが大好きな食べ物がたくさん。
子どもによって料理の選び方にも違いがあり、個性が見られるイベントです。また、食後は公園で走り回って遊びます。
2-5.未来科学館へ訪問
川崎にある未来科学館という外部施設を訪れたこともあります。こちらの施設では、SDGsやテクノロジーなどを見て触って体験。学校の授業とは一味違う科学の世界に触れられました。
このように放課後デイサービスではさまざまなイベントを実施しています。
放課後等デイサービスの活動内容について詳しく知りたい方はこちらの記事もご覧ください。
3.放課後等デイサービスでイベントを行う目的

放課後等デイサービスで実施されるイベントにはさまざまな目的があります。また、施設の方針によって目的は多少異なる点も特徴です。
ここでは、ココノワの方針を例としてイベントを行う目的を紹介します。
3-1.体力やコミュニケーション能力を育む
放課後等デイサービスで行うイベントは、子どもたちのコミュニケーション能力や体力を育むものです。たとえば、イベントではコミュニケーションが必要となる場面が出てくるため、自分の意見をわかりやすく伝えなければいけません。
子どもたちが話しやすいイベントを行うことで、自己表現できる機会を増やします。また、体を動かせるようなイベントは子どもの体力向上にもつながるため、支援内容としても充実しています。
3-2.協調性や社交性を身に付ける
イベントを通して、協調性や社交性など、これから先の人生で社会を生き抜いていくために欠かせないスキルを養います。イベントでは仲間と一緒になって課題に取り組むこともあります。
そのような取り組みは相手のことを考えながら行わなければならないため、ひとりよがりで自分勝手な振る舞いはできません。最初は難しいかもしれませんが、継続して取り組むことで、協力する楽しさや仲間とのつながりを感じられるようになるはずです。
イベントを通して、社会で生きるための協調性や社交性を身につける効果が期待できます。
放課後等デイサービスで行われるイベントは、将来的に役立つ能力を育てられる
3-3.成功体験を積み意欲を高める
イベントを通して子どもたちはさまざまな成功体験を積み重ねられます。たとえば、ココノワで行った英語遊びのイベントでは、子どもたちは「A〜Zまでがわかる」といった成功体験を得られました。
大小を問わず、成功体験を積み重ねることで、その体験がやりがいや意欲につながり、さらに新しいことにチャレンジするようになります。体を動かす、頭を使う、仲間と協力するなど、イベントを通してさまざまな成功体験を積み重ねることは児童発達支援にもつながります。
まとめ
放課後等デイサービスで行うイベントは、コミュニケーションスキルの要請や協調性や社交性の獲得、成功体験の積み重ねなどさまざまな目的のもと行われます。イベントの内容は調理や外部施設の訪問、運動療育など多種多様です。子どもたちはイベントを楽しみつつ、いろいろな経験を通して成長することができます。
横浜市都筑区大丸のセンター南駅周辺、同じく都筑区荏田南の都筑ふれあいの丘駅周辺で放課後等デイサービスの利用を検討している保護者の方には「ココノワ」の利用をおすすめします。ココノワでは毎日の活動をイベントに近いレベルで行っている点が特徴です。ホームページには活動の写真や例を多数掲載しているため、ぜひ一度ご覧ください。
投稿者プロフィール

- 副管理者として、申請書類作成・請求業務を担当している「下田 晴子(しもだ はるこ)」です。前職の放課後等デイサービスでは指導員としても勤務しており、国保連の請求業務や申請書類作成をサポートしていたので、ココノワでもその知識と経験を活かし4年目を迎えています。保護者さんと同じ気持ちで、時には子どもたちと同じ目線に立ちながら、一緒に考え、楽しみを分かち合いたいです。自信を持って次に進めるよう、少しずつでもステップアップへの挑戦を支援できればな、と考えています。プライベートでは大学生の子どもが2人いて、趣味にお金をかけられないので、代わりにこっそり晩酌を楽しんでいます(笑)。
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