未分類

おすすめの放課後等デイサービスは?子どもに合った施設の探し方

「おすすめの放課後等デイサービスを知りたい」
「子どもに合った施設を探したい」

さまざまな事情から、放課後等デイサービスをお探しの方も多いでしょう。子どもが楽しく通えて、発達もサポートしてくれる放課後等デイサービスなら、安心して預けられますよね。

しかし、放課後等デイサービスには運動系や学習系などさまざまな種類が存在するほか、子どもにも得手不得手があります。そのため、自分の子どもに合った施設を選ぶ必要があるのも事実です。

そこで、この記事では「おすすめの放課後等デイサービス」とはなにか、その違いや概要をご紹介します。発達特性ごとにおすすめな施設の選び方や、実際に利用するまでの流れについても解説しますのであわせてご参照ください。

1.おすすめの放課後等デイサービスは子どもによって異なる

1.おすすめの放課後等デイサービスは子どもによって異なる

結論から述べると、おすすめの放課後等デイサービスは子どもによって異なります。口コミなどからおすすめの放課後等デイサービスをお探しの方も多いと思いますが、その探し方は少し危険です。

なぜなら、おすすめの放課後等デイサービスは子どもの発達特性によっても大きく異なるためです。

もちろん、スタッフの質や活動内容などに関する口コミが参考になる場合もあります。しかし、まずは自分の子どもの特性を見極めて、その子に合う施設のピックアップが大切です。

たとえば、ある子どもにとっては居心地のよい放課後等デイサービスでも、過敏のある子には賑やかすぎたり、性格的に支援員やほかの利用児と合わなかったりする可能性があります。

また、どれだけ優れた活動内容・療育内容でも、お子さん自身が関心を持てなければ効果が薄くなってしまうのも事実です。そういった施設ごとの違いを体感せず、「おすすめされたから」といった理由だけで放課後等デイサービスを利用するのはあまり賢明ではないと言えます。

よって、本当に子どもに合う放課後等デイサービスかどうかは、以下2つのポイントが重要になります。

<本当に子どもに合う放課後等デイサービスのポイント>

・障がいの程度や特性に合っていること
・子どもの興味や性格に合っていること

 

これらを見極めるため、本記事を参考に、放課後等デイサービスに希望する条件を整理していきましょう。

Point

「おすすめの放課後等デイサービス」は子どもの発達特性によって異なる

2.そもそも放課後等デイサービスとは?料金はいくらかかる?

2.そもそも放課後等デイサービスとは?料金はいくらかかる?

「発達障害の子どもがいるが、はじめて放課後等デイサービスを利用する」と、おすすめの施設などを紹介されても利用方法がわからない方もいるかもしれません。

そこで、ここでは放課後等デイサービスとはなにか、その概要や利用料金等をご紹介します。

2-1.放課後等デイサービスは障がいのある子の預かりと療育を行う施設

放課後等デイサービスとは、障がいや、発達に特性がある子どもの預かりや療育を行う福祉サービスの施設です。事業所によって年齢制限を設けている場合もありますが、基本的には6歳~18歳までの就学児童が利用できます。

一般的な学童と異なる点として、放課後等デイサービスでは子ども一人ひとりの特性に応じて「個別支援計画」を立て、計画に沿って発達支援(療育)を行います

参考:厚生労働省 放課後等デイサービスガイドライン

2-2.放課後等デイサービスの料金は月4,600円ほど

放課後等デイサービスの利用料金は、一般的な家庭の場合、月4,600円ほどです。放課後等デイサービスは福祉サービスのため、月の利用負担額が設定されています。その額が4,600円程度に設定されているため、「放課後等デイサービスの利用で多額の負担がかかるかも……」と心配な方にもおすすめです。

ただし、実際の上限負担金額は自治体ごとに多少の違いがあり、また家庭の収入によっても金額が異なる点にご注意ください。

自治体によりますが、世帯の年収が900万を超えると負担上限額は3~4万円ほどにあがります。一方で、住民税非課税の世帯なら負担なし(0円)で利用できます。

参考:横浜市 障がい児通所支援事業について

Point

実際の負担額は世帯収入によって異なるものの、自治体が支払いの多くを負担してくれる

2-3.放課後等デイサービスには送迎サービスがある

多くの放課後等デイサービスでは、学校から施設、施設から自宅への送迎サービスが実施されています。福祉サービスに含まれるため、放課後等デイサービスの送迎サービスは原則無料で利用できます。別途料金を請求される心配はなく、月の上限額の範囲で利用可能です。

ただし、事業所によっては、送迎車の台数が少ない・スタッフが足りない・利用児が多いなどの理由から送迎が難しい場合もあります。そのため、利用したい放課後等デイサービスへ、事前に送迎サービスを利用できるか確認してみるのをおすすめします。

2-4.放課後等デイサービスを利用できる曜日と時間

放課後等デイサービスの利用時間は事業所ごとに決められていますが、平日の放課後~17時ごろが基本です。ただし、事業所によっては遅い時間帯に延長があったり、土日や祝日も利用可能だったりします。

なかには、不登校児などへ向けて、早い時間帯からの預かりを開始している放課後等デイサービスも。夏休みや冬休みなどの長期休みには10~17時ごろまで利用できる施設が多くなっています。一方で、1日2時間までなど長期休みでも利用時間の制限を設けている事業所もあり、利用したい時間等の条件にマッチした施設の選定が大切です。

2-5.放課後等デイサービスの利用には受給者証が必要

福祉サービスの放課後等デイサービスを利用するには、「障がい児通所支援」を利用するための「障がい児通所支援受給者証(通所受給者証)」が必要です。

医師から何らかの障がいと診断された場合や、療育が必要と認められた場合に、医師や専門家からの意見書があれば申請できます。

受給者証がなければ放課後等デイサービスを利用できないため、事前の申請がおすすめです。受給者証は、一般的に申請から1ヶ月ほどで入手できるとされています。

3.放課後等デイサービスの種類と選び方

3.放課後等デイサービスの種類と選び方

放課後等デイサービスにはさまざまな種類があり、事業所によって特色や方針、活動内容、在籍する専門スタッフの種類などに違いがあります。

ここでは、放課後等デイサービスを選ぶときのおすすめポイントについて、種類や選び方を解説します。

3-1.放課後等デイサービスの種類(特色・方針)から選ぶ

放課後等デイサービスは、事業所によってさまざまな種類や特色があります。

放課後等デイサービスのジャンルを大まかに分けると、主に以下のような種類があります。

<放課後等デイサービスの主な種類>

勉強特化型
運動療育型
音楽療育型芸術
・アート型
IT特化型
習い事型
自由あそび型
個別療育型
障がい種別特化型

また、障がいのある子どもの将来を見据えて、就労支援や生活介護と連携していたり、ある種の相談所としての役割を果たしていたりと、施設によって提供しているサービスはさまざまです。

そのため、放課後等デイサービスを選ぶときは、活動内容や療育内容を十分に比較するのをおすすめします。

ただし、「軽度発達障がいのみ」「軽度・重度問わず」「少数の障がい児のみ受け付けている」など、受け入れ状況が各放課後等デイサービスによって異なる点にご注意ください。

3-2.放課後等デイサービスの活動内容から選ぶ

放課後等デイサービスの活動内容は施設によってさまざまです。たとえば、社会性を養うための活動として、おやつなどの買い物を活動に取り入れたり、子どもが楽しく参加できるよう多様なイベントを企画したりと、その活動目的も大きく異なります。

そのため、一口に「○○の放課後等デイサービスがおすすめ」と紹介するのは難しくなっています。総合支援型の放課後等デイサービスなど多様な施設が存在するため、活動内容をはじめとした各事業所の特色を把握するのが大切です。

発達を伸ばす療育内容も大切ですが、活動全体を通して、子どもが興味をもって通ってくれそうな活動内容かどうかもチェックしておきましょう。

3-3.利用できるサービスから選ぶ

放課後等デイサービスを利用するときは、食事提供や送迎サービスがあるかチェックするのもおすすめします。施設によっては、以下のようなサービスを受けられます。

  • おやつや食事の提供がある
  • 土日祝も利用可能
  • 入浴のサービスがある(主に重心デイなど)

加えて、自宅や、学校からの送迎に対応しているか契約前に確認するのも大切です。通いやすい近場の施設だけで選ぶのではなく、送迎サービスも含まれている放課後等デイサービスだと心配事を軽減できるためおすすめです。

3-4.放課後等デイサービスの在籍スタッフから選ぶ

放課後等デイサービスは種類や方針によって在籍するスタッフにも違いがあります。放課後等デイサービスに在籍するスタッフの一例は以下の通りです。

  • 保育士
  • 看護師
  • 理学療法士(PT)
  • 作業療法士(OT)
  • 言語聴覚士(ST)
  • スポーツインストラクター
  • 相談支援専門員

放課後等デイサービスは基本的に「支援員」と呼ばれるスタッフが在籍します。加えて、方針や種類によっては上記のような特殊な資格を保有したスタッフが在籍している施設も。

有資格者の有無は施設によって異なるため、「運動の協調性を高めたい」「医療的ケアが必要」など、利用目的に合った有資格者が在籍する放課後等デイサービスを探す必要があるでしょう。

専門知識のあるスタッフがいると、療育の質は大きく変わります。利用の際は、スタッフの資格についてもチェックしてみてください。

3-5.放課後等デイサービスの運営元や理念から選ぶ

放課後等デイサービスは、株式会社・合同会社・NPO法人など、さまざまな法人が運営しています。

たとえば、企業運営の放課後等デイサービスはフランチャイズチェーンとして全国展開をしている施設もあり、運営元によっても特色が異なります。

なかには、家族会から法人を起ち上げ、自分たちの理想の放課後等デイサービスとして開所した施設も。

運営元によって理念や、放課後等デイサービスに掛ける想いなども変わるため、スタッフの質や環境が大きく異なります。そのため、放課後等デイサービスを探すときはどのような団体が運営しているのかも確認するのをおすすめします。

4.放課後等デイサービスを選ぶ際のポイント

4.放課後等デイサービスを選ぶ際のポイント

放課後等デイサービスを利用するときは、各自治体へ受給者証を申請・承認されたのちに、通える範囲内の事業所を選ぶ運びとなります。

実際に放課後等デイサービスを選ぶ際に着目したいポイントをご紹介します。

4-1.伸ばしたい能力を考える

放課後等デイサービスの種類を考えるうえで大切なのが、デイに通ってどのような能力を伸ばしたいのか考えることです。

放課後等デイサービスは療育を行う施設であり、前述してきたように事業所によって特色が大きく異なります。選んだ事業所によっては、子どもの苦手分野を大きく伸ばせるでしょう。

そのため、まずは子どもの発達特性や苦手分野をしっかり把握し、伸ばしたい能力を伸ばしてくれそうな放課後等デイサービスを選ぶのをおすすめします。運動療育を始めとして施設ごとに力を入れた取り組みや設備環境が異なるため、下調べや見学サービスの利用が大切です。

4-2.施設に求める条件の優先順位を考える

通いたい候補の放課後等デイサービスを絞るときは、施設に求める条件の優先順位を考えるのをおすすめします。放課後等デイサービスに何を求めるかは家庭によって異なるのも事実です。

たとえば、「共働きで時間がなく遅くまで預かって欲しい」「手先を器用に使えるよう訓練させてあげたい」など、細かなニーズが決まっている人もいます。

以下のような条件のうち、とくに優先したい条件は何かを考えてみましょう。

  • 伸ばしたい能力を伸ばせるか
  • 専門資格を保有したスタッフがいるか
  • 祝日・長期休暇も預かってもらえるか
  • 特性が他の子どもに迷惑にならないか
  • 活動内容が楽しそうか
  • 安全に遊べるか
  • お迎えがあるか
  • 食事の提供はあるか

必ずしも求める条件と合致する放課後等デイサービスが近所で見つかるとは限りませんが、自分の希望条件がはっきりしていると迷ったときに選びやすくなります。

4-3.複数利用も視野に入れる

状況に応じて、複数の放課後等デイサービスと契約してみるのもおすすめです。たとえば、曜日ごとに別の放課後等デイサービスに通わせて、それぞれの特色が持つメリットを享受するような利用もできます。

人気の放課後等デイサービスは希望の曜日や日数で入れないケースも多いため、複数の事業所を利用する想定をしたほうが現実的です。

また、放課後等デイサービスは実際に利用してみないと子どもに合っているかどうかがわからないもの。複数契約しておけば、利用してみてから合う放課後等デイサービスの利用日数を増やしていくことも可能です。

なお、施設によっては見学できるケースもあるため、放課後等デイサービスを比較検討する際は実際に見学するのをおすすめします。

Point

おすすめされた放課後等デイサービスからよさそうな施設を見学して複数利用ができるよう押さえるのがベスト

5.障がい・特性ごとのおすすめ療育

5.障がい・特性ごとのおすすめ療育

本当に子どもに合った放課後等デイサービスを選ぶには、障がいの種類や程度、伸ばしたい能力に応じた支援内容を行なってくれる事業所を探す必要があります。

しかし、どのような療育内容が子どもに合っているのかいまいちイメージできない保護者もいるかもしれません。

そこで、ここでは障がいの種類ごとに、よくある困りごとを解消できるおすすめの療育・環境をご紹介します。ぜひ、放課後等デイサービス選びの参考にしてください。

5-1.ASDのお子さんにおすすめの療育

自閉症スペクトラム障がい(ASD)とは、主に社会性などに困難が生じやすい発達障がいを指します。このうち、知的な遅れを伴わない発達障がいをアスペルガー症候群と呼びます。

ASDの子どもは、以下のような困りごとを抱えやすくなります。

■自閉症スペクトラム障がい・アスペルガー(ASD)に多い困りごと

行動パターンにこだわりがある
曖昧な情報を理解できない
相手の気持ちを理解するのが苦手
空気を読んだ「適切な対応」がわからない
自分の思いや感想を言葉にするのが苦手
予定変更や自由時間が苦手
失敗への恐怖心が強い
感覚過敏で騒がしい場所が苦手

社会性を養うには、大人のサポートを受けながら他者との関わり方を経験していく必要があります。そのため、放課後等デイサービスを選ぶ際は支援員の人数が十分確保されたところや、個別の対応が行き届いているところがおすすめです。

完全に個別の療育よりも、さまざまな年齢の子どもと関われる環境のほうが、社会性は培われやすくなります。

子どもが音の過敏などを伴う場合は、小人数の施設や、パニック時に一時的な避難ができるスペースが確保された放課後等デイサービスもおすすめです。また、ペアレント・トレーニングを実施しているデイでは、親子の関わり方を学ぶこともできます。

5-2.ADHDのお子さんにおすすめの療育

注意欠陥多動性障がい(ADHD)とは、注意力や衝動性に困難が生じやすい発達障がいを指します。ADHDは主に、多動が目立つタイプと、不注意さが目立つタイプに分かれます。

ADHDの子どもは、以下のような困りごとを抱えやすくなります。

■注意欠陥多動性障がい(ADHD)に多い困りごと

気が散りやすく集中力が続かない
忘れものが多いじっとしていられない
衝動的に動いてしまう
整理整頓が苦手ぼーっとして人の話を聞けない
感情のコントロールが苦手

多動タイプの子どもなら、自由度が高く、アクティブに体を動かせる運動療育が中心の放課後等デイサービスがおすすめです。一方で不注意タイプは、アートや工作など興味がもてる活動に集中して取り組めるデイが向いている可能性があります。

ただし、向き不向きは子どもの性格にもよるため、基本的には子どもが興味をそそられるか、楽しく通えそうかなどで放課後等デイサービスを選ぶのをおすすめします。

理由として、ADHDは学校で注意されることが多いぶん、放課後等デイサービスでは楽しい経験や自信につながる体験を重視したほうが、二次障がいなどにつながりにくくなるためです。

なお、発達障がいのある子どもは協調運動が苦手な場合も多いため、運動療育のほか、感覚統合の訓練をしてくれる施設もおすすめです。「長時間座っていられない」などの症状は、感覚統合の不完全さからくる場合もあるといわれています。

5-3.LDのお子さんにおすすめの療育

学習障がい(LD)とは、特定の学習に困難が生じる発達障がいを指します。LDは主に以下の3タイプに分かれます。

学習障がい(LD)の種類

読字障がい(ディスレクシア)……文字を読むのが遅い、文字の意味を理解できない
書字障がい(ディスグラフィア)……文字を書けない、書くのが遅い
算数障がい(ディスカリキュリア)……計算や推論が難しい

LDの子どもは、以下のような困りごとを抱えやすくなります。

■学習障がい(LD)に多い困りごと

努力不足とされやすく自信を失いやすい
・自信低下から二次障がいが起こることも

LDの場合、学習障がい特化型の放課後等デイサービスがおすすめです。学習障害をカバーしつつ、効果的に能力を伸ばしやすくなります。

最近では、タブレットやPCを使用したAI系の学習支援を行う施設もあります。LDとITは相性がよいとされ、文字の読み上げ機能やアプリなど、IT機器を活用すると苦手分野を克服できる場合があります。

ただ、学習障がいに特化した放課後等デイサービスの数は少なく、近くで見つからないことも多いようです。そうしたときは、個別支援を行なってくれる学習中心のデイを探すのをおすすめします。

そのほか、自信をつけることが目的なら、子どもの得意ジャンルで放課後等デイサービスを探し、勉強以外から自信を高めていく方法もおすすめです。

5-4.知的障がいのあるお子さんにおすすめの療育

知的障がいとは、知的に遅れを伴う発達障がいを指します。ほかの発達障がいと複合しているケースも多く、その程度もさまざまです。

知的障がいの子どもは、以下のような困りごとを抱えやすくなります。

■知的障がいに多い困りごと

授業についていけない
計画を立てられない
複雑なルールを理解できない
暗黙のルールやマナーを理解できない
抽象的な指示や概念が理解できない
困っていてもうまく伝えられない

知的障がいがある場合は、障がいの程度によって放課後等デイサービスを選ぶのをおすすめします。

たとえば、軽度な知的障がいなら、グループを通してルールやマナーを学びつつ、苦手な学習の支援などを行なってくれる放課後等デイサービスがおすすめです。

好きなことや得意なことからデイを選ぶと、自信を伸ばして二次障がいの予防につながります。

重度の知的障がいなら、苦手な刺激が少なく、安心して過ごせる環境のほうが負担なく通い続けられるでしょう。本的には本人が楽しめる活動をメインに、個別の支援を丁寧に行なってくれる放課後等デイサービスを選ぶと安心です。

5-5.身体・複合障がいのお子さんにおすすめの療育

身体障がいは、身体に何らかの障がいがある状態です。生まれつきの病気が原因のケースも多く、ほかの発達障がいと複合している子どももいます。

身体障がいがある子どもは、日常生活で以下のような困難を抱えやすくなります。

■身体障がいに多い困りごと

着替えやトイレなど、日常の介護が大変保護者が離れられない

身体障がいがある場合や医療的ケアが必要な場合は、リハスタッフや看護師の在籍する放課後等デイサービスをおすすめします。

とくに重度心身障がいがある子どもは発達障がい系の放課後等デイサービスよりも、重心特化型の施設を選んだほうが子どもも快適に過ごしやすくなります。

身体障がいがあっても医療系以外のデイに通えるものの、車いすや装具などを使用する場合は、バリアフリーや歩行時の安全性など施設の状況に注意する必要があります。

6.放課後等デイサービスを利用するまでの流れ

6.放課後等デイサービスを利用するまでの流れ

初めて放課後等デイサービスを利用する場合、どこに何を申請し、どうすればデイを利用できるのかもわからず、不安ですよね。そこで、放課後等デイサービスを利用するまでの流れを簡単にご紹介します。

放課後等デイサービスを利用するまでの流れは、以下の通りです。

1.受給者証を申請する
2.通いやすい範囲にある放課後等デイサービスを探す
3.候補をピックアップして直接デイに問い合わせる
4.デイごとに相談・見学・体験をする
5.決定した施設と契約する

放課後等デイサービスを利用するには「障がい児通所支援受給者証(受給者証)」が必要なため、まずはお住まいの自治体にある福祉の窓口へ、医師の意見書を持参して申請を行います。

申請と同時に、自宅近くで条件に合う放課後等デイサービスを探しましょう。利用の前には候補の施設を見学し、利用するサービスを決めておきます。

利用する施設を決めたら、放課後等デイサービスの事業所ごとに書類を交わして契約完了です。一連の手順が完了した後、決定された利用日からサービスを利用できるようになります。

7.放課後等デイサービスを探したいときは「相談支援」が便利

7.放課後等デイサービスを探したいときは「相談支援」が便利

条件にあった放課後等デイサービスを探したいときは、「相談支援事業所」の利用をおすすめします。相談支援事業所とは、福祉の相談支援を行う福祉サービスです。そのなかでも児童相談を受け付けている相談支援事業所で、放課後等デイサービスの相談を行えます。

自治体の福祉課などでも放課後等デイサービスのリストをもらえるものの、基本的に細かな情報は教えてもらえません。そのため、一件一件、親が電話をかけて問い合わせていく手間がかかってしまいます。

インターネットでは放課後等デイサービスがホームページを公開しているケースもあり、活動内容などを一瞥できます。ただし、逆に専用のサイトを用意していない事業所は探せない点がデメリットです。

一方で、相談支援事業所では条件を伝えるとおすすめの放課後等デイサービスを紹介してくれたり、新規開所予定の施設を教えてくれたり、担当者への問い合わせを代行してくれるケースもあります。

相談支援を利用すれば、条件にあった放課後等デイサービスを探しやすくなるといえるでしょう。

相談支援事業所は、自治体の役所内に設置されていたり、療育センターや子育て支援センターに併設していたり、放課後等デイサービスの中で相談支援を行なっているなど、さまざまな場所に設置されています。

相談支援を利用したい場合は、お住まいの自治体のホームページを確認してみてください。

参考として、以下に横浜市都筑区で児童の相談支援を行なっている相談支援事業所をご紹介します。

【横浜市都筑区の相談支援事業所】

・つづき地域活動ホーム くさぶえ
・横浜市北部地域療育センター
・つづきの家相談支援センター
・エターナル相談支援室
・相談支援事業所 星のひかり
・キャメル相談センター

参考:横浜市 障がい児通所支援事業について

8.放課後等デイサービスを利用する際の注意点

8.放課後等デイサービスを利用する際の注意点

発達障害などを抱える子どものサポートに長けた放課後等デイサービスは、共働きなど子どもと一緒にいられない時間がある保護者にもおすすめです。しかし、実際にサービスを利用する際はいくつか注意する点があります。

最後に、放課後等デイサービスを利用する前に知っておきたい注意点を3つご紹介します。

8-1.利用日数には上限がある

実は、放課後等デイサービスは人によって利用できる日数が決まっています。

利用できる日数は、障がいの程度や支援の必要性によって、受給者証の申請時に自治体から決められます。そのため、放課後等デイサービスを利用する際は、決められた「支給日数」の範囲内で利用日を決めるのが一般的です。

どの程度の日数が支給されるかは同じ障がいでも自治体ごとに異なるため、詳しくは「障がい支援課」や「保健福祉課」など、自治体の福祉の窓口にお問い合わせください。

8-2.空きがなく希望の日に入れない場合がある

人気の放課後等デイサービスほど、空きがなく希望の日に入れない場合があります。気に入った放課後等デイサービスがあっても、必ずしも希望する曜日や回数で入れない可能性に注意が必要です。複数の放課後等デイサービスとの同時契約が認められているケースも多いため、状況に応じて複数利用の検討をおすすめします。

8-3.曜日によって環境が合わない場合がある

放課後等デイサービスは曜日によって通ってくる子どもたちも異なるため、日によって環境が合わない場合があります。

見学時には落ち着いた雰囲気だったとしても、実際の通う曜日では賑やかな子が多かったり、性格的に合わない子と一緒になってしまったりするシーンも。また、支援員とも合う合わないがあり、曜日によって放課後等デイサービスへの印象が変わってしまうかもしれません。

子どもが安心して利用できるように、利用後もこまめに施設側のスタッフと連携を取り、場合によっては曜日をずらすなどの対応も検討するのをおすすめします。

9.横浜市でデイサービスをお探しならココノワへご相談ください

9.横浜市でデイサービスをお探しならココノワへご相談ください

おすすめの放課後等デイサービスは一概にいえず、「子どもの性格や特性」「興味に合っているか」などが一番大切なポイントです。今回の記事を参考に、ぜひ子どもに合った放課後等デイサービスを探してみてください。

なお、放課後等デイサービスを探すときはお近くのデイサービス事業所に相談していただくことも可能です。相談支援員が在籍している事業所も多いほか、地域のデイの情報やおすすめの放課後等デイサービスを教えてもらえる場合があります。

横浜市都筑区の児童デイサービス事業所「ココノワ」でも、放課後等デイサービス探しに困った際には相談にお乗りすることができます。

横浜市都筑区の近辺で放課後等デイサービスをお探しの方は、ぜひ一度お気軽にご相談ください。

投稿者プロフィール

根岸俊太郎
根岸俊太郎
主に子どもたちの送迎等を担当している「根岸 俊太郎(ねぎし しゅんたろう)」です。大学卒業後、地域活動ホームや障がい者入所施設で働き、障がい福祉の世界に10年以上携わっています。ココノワでは、子どもたちが社会に出たときに不自由さを感じないよう、いろいろな経験を楽しみながら積み重ねられるように意識しています。趣味はバイクツーリングで、運転が大好きです!

関連記事

コメント

この記事へのコメントはありません。

TOP