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企業主導型保育園の利用料金は安い?認可保育園との比較方法も解説

  • タイムアイコン2025.07.19.

企業主導型保育園の利用料金は安い?認可保育園との比較方法も解説

子どもを保育園に通わせようと思ったとき、利用料金を調べると「意外と高い」と気づくことがあります。特にパートタイマーや時短で働く方にとっては、給料のほとんどが保育園の利用料金になることもありますよね。

 

この点を解消できるのが、企業主導型保育園です。なんとなく高いイメージのある企業主導型保育園ですが、実は認可保育園より料金が安くなることもあります。

 

今回は企業主導型保育園を運営する当ブログの視点で、利用料金事情について詳しくお伝えします。

 

この記事は以下の方におすすめです▼

 
  • 企業主導型保育園への入園を検討中の方
  • 保育園の利用料金を調べている方
  • 保育園ごとの利用料金を比較したい方
 

この記事では以下の情報が得られます▼

 
  • 企業主導型保育園の利用料金について
  • 認可保育園と企業主導型保育園の利用料金の違い
  • 企業主導型保育園の特徴やおすすめできる方
 

企業主導型保育園とは

 

企業主導型保育園とは、名前の通り企業が運営する保育園です。認可外保育施設のひとつであり、内閣府の管轄により「多様な働き方に応じた保育の提供」を目的として、2016年から事業が開始されました。

 

全国には約4,400カ所の企業主導型保育園があり(2023年10月時点)、共働き世帯が増える中で注目されている保育園の形態です。

 

まずは、企業主導型保育園とは何かを押さえておきましょう。

 

利用枠には「従業員枠」と「地域枠」がある

 

企業主導型保育園には、「従業員枠」と「地域枠」という分類があります。認可保育園にはない特徴であり、この二つは以下の役割を持ちます。

 
従業員枠 企業主導型保育園を運営する企業、関連企業や合同運営企業などの従業員の子どもが利用する定員の枠
地域枠 従業員の子ども以外の近隣住民など、地域の子どもが利用する枠
 

企業主導型保育園では、従業員枠のみでは園児の確保ができない年度もあります。そのため、近くに住む子どもが通う「地域枠」の設定も可能です。

 

ただし、地域枠の設定は園によって自由に決められ、地域枠を設けない企業主導型保育園もあります。また、全定員の50%以内という上限も設けられているため、募集園児数は少ないと考えておきましょう。

 

企業主導型保育園と認可保育園の違い

 

認可保育園とは、国の定めた基準を満たす認可事業によって運営する保育園です。一般的な保育園というと、この認可保育園を指す場合が多いでしょう。

 

企業主導型保育園の理解を深めるために、認可保育園との違いを一覧にしました。

 
認可保育園 企業主導型保育園
目的 保育を必要とする乳児、幼児を保育者の下から通わせ保育を行うこと 従業員の多様な働き方を実現するため待機児童の解消
管轄 厚生労働省 内閣府
対象年齢 0~未就学児 企業が決定する
対象児 保育認定2・3号認定 従業員枠・地域枠
保育料 高くない、無償化対象 高くない、無償化対象
申し込み先 自治体窓口に申し込む 園に直接申し込む
 

保育を行う事業というのは、どちらの園でも共通することです。目的や実施する主体が異なるなど、運営側の視点から見ると認可保育園と企業主導型保育園は大きく違いがあります。

 

企業主導型保育園の利用料金

 
企業主導型保育園の利用料金
 

企業主導型保育園の特徴を理解したうえで気になるのは、利用料金(保育料)ではないでしょうか。企業主導型保育園が認可外保育施設であるため、料金が高いイメージを持つ方も多いかもしれません。

 

企業主導型保育園の利用料金は、園が設定します。ただし、

 
  1. 国からの助成を受けて運営している

  2. 社員の福利厚生として設置する場合が多い

 

上記の理由から、利用料金は安い場合がほとんどです。

 

また、国からの助成金が出る事業では、利用者負担相当額(保育料の目安)が決められています。

 
子どもの年齢 利用者負担相当額(1人あたりの月額)
4歳以上児 23,100円
3歳児 26,600円
1、2歳児 37,000円
0歳児 37,100円
 

参照:内閣府子ども・子育て本部「企業主導型保育事業における幼児教育・保育の無償化について」

 

この料金は上限ではないため、保育内容によってはこれ以上になることもありますし、企業が福利厚生のために保育料を一部負担すれば、基準額より安くなる場合もあります。

 

金額が高くなる場合は、使途や徴収理由を書面で説明することが義務付けられています。

 

企業主導型保育園と幼保無償化の関係

 

企業主導型保育園は、幼保無償化の対象事業です。対象基準は認可保育園と同じですが、保育の必要がある子どもを対象としているため、支給認定書などを施設に提出する必要があります。

 

幼保無償化とは? 2019年10月から始まった制度 対象はすべての3~5歳児、住民税非課税世帯の0~2歳児 認可外保育施設を利用する場合も、自治体で保育認定を受けていれば無償化の対象になる

 

参照:こども家庭庁「幼児教育・保育の無償化

 

企業主導型保育園の場合は、無償化といっても完全に保育料が無料になるとは限りません。前述した利用者負担額相当が減免される仕組みです。利用料金は園が決めるため、この金額よりも保育料が高ければ差額分の支払いが必要となります。

 

企業主導型保育園と認可保育園、どちらが安い?

 

利用料金について、「結局、企業主導型保育園と認可保育園どちらが安いの?」と思う方に結論をお答えします。これは、

 
  • 企業主導型保育園が設定した料金設定
  • 世帯収入
 

この二つの要素によってどちらが安いかが決まります。一概に「企業主導型保育園のほうが安い」とは言えません。二つを比較するには、まず企業主導型保育園と認可保育園それぞれの利用料金を調べましょう。

 

企業主導型保育園の利用料金を調べる

 

まずは、企業主導型保育園の利用料金を調べます。園に問い合わせれば詳しい利用料金が分かるほか、園のHPなどにも掲載されています。

 

例えば、横浜市にある「びすけっと東戸塚」では、以下の料金に設定されています。

 
保育料
地域枠 35,000円/月
企業枠 20,000円/月
 

※給食費、おやつ代込み

 

認可保育園の利用料金を調べる

 

次に、認可保育園の利用料金を調べます。今回は横浜市の保育料金で比較しましょう。認可保育園の利用料金は居住地や世帯所得、子どもの年齢によって大きく異なります。

 

横浜市の利用料金は、下記のサイトで調べられます。

 

令和6年度横浜市子ども・子育て支援新制度利用料(保育料)(月額)

 

世帯収入が500万円で第1子を預ける場合、目安となる月額料金は53,000円です。この場合だと企業主導型保育園の利用料金のほうが安く、さらに企業枠であればほとんどの場合が安く設定されていることが分かります。

 

特に認可保育園の利用料金が高めの地域の方、世帯収入や子どもの人数によって上限近い保育料に当てはまる方にとっては、企業主導型保育園のメリットは大きいと言えそうです。

 

企業主導型保育園の5つの魅力

 
企業主導型保育園の5つの魅力
 

意外と利用料金も安い企業主導型保育園。利用料金の安さ以外にも、5つの特徴的な魅力があります。ここからは企業主導型保育園に預ける際のメリットを見ていきましょう。

 

入りやすく、入園手続きがスムーズ

 

認可保育園への入園は、各自治体を通して行われます。自治体から保育認定を受け、そのうえで申し込み利用調整を行うため、4月の年度始まりでは数カ月待つことも珍しくありません。

 

企業主導型保育園では園に直接申し込むため、入園手続きもスムーズです。また、認可保育園に比べると定員に空きがあることも多く、「すぐに保育園を利用したい」という方には向いています。

 

休日や夜間に利用できる施設もある

 

一般的な保育園は日・祝日の保育や、夜間保育は行っていません。しかし企業主導型保育園は従業員の働き方に合わせて保育サービスを提供するため、休日や夜間に利用できる施設も多い傾向にあります。

 

病児保育に対応するところもあるので、子どもの急な病気の際も安心です。

 

パート・アルバイトでも利用できる

 

認可保育園だと、どうしてもフルタイム勤務や正社員など雇用形態によって優先順位が決まってしまいます。企業主導型保育園は保護者がパート・アルバイトでも利用でき、「週に2日だけ利用したい」「1日4時間のみの短時間利用がしたい」という希望にも対応可能です。

 

送迎のアクセスが良い

 

企業主導型保育園は基本的に従業員向けの園のため、職場近くのエリアや職場最寄り駅に近いところなど、利便性の高い土地に設置されます。送迎は毎日のことなので、職場と保育園が遠いとかなり不便になることも。

 

企業主導型保育園だと「通わせやすさ」を重視しているため、送迎のストレスが軽減されます。職場と連携していれば突然の呼び出しにもすぐ対応できるため、保護者にとって大切なメリットです。

 

小規模でアットホームな園が多い

 

企業主導型保育園の定員は決まっていませんが、19名以下の小規模園がほとんど。少人数保育を行う保育園では、落ち着いたアットホームな雰囲気が魅力です。

 

保育士の目が行き届きやすく、個々の発達に合わせた保育も期待できるでしょう。低年齢の子どもの保育園としても、おすすめです。

 

企業主導型保育園は認可保育園より安くなる場合がある

 

最近増えている企業主導型保育園。認可外事業のため利用料金が高いイメージもありますが、地域や世帯収入によっては認可保育園よりも安くなることがあります。よく調べて、一度比較してみましょう。

 

小規模保育園ぽとふでは、ご紹介した企業主導型保育園も運営しております。横浜市戸塚区の「企業主導型保育園びすけっと東戸塚」は、アットホームで細やかな少人数保育、働く保護者に寄り添った保育が特長です。随時見学可能なので、利用対象に当てはまる方はぜひチェックしてくださいね。

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