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【事業所紹介】通所介護施設 グロリアスデイ

2017年5月 神奈川県足柄上郡開成町にオープンしたグロリアスデイ。
県内で最も面積が小さい町でありながら、酒匂川の清流と緑豊かな自然に恵まれながらも高い利便性を兼ね備えた場所にあります。「介護」だけでなく「24時間見守り」「医療」「食事」と包括的なケアに特化した施設の誕生について紹介いたします。「開成」にちなんだ「快晴」の意味と「ご利用者様達の輝かしい日々」にかけた「Gloriousday」この名前の誕生の裏には、当時の立ち上げに関わった岩崎事業長が教育事業部の西田事業長に何か良い英語はないですか?というリクエストから生まれた、実は少しクスッとする裏エピソードがありました。

ご利用者様とご家族の想いを繋ぎたい

グロリアスデイは1階にデイサービス「グロリアスデイ」、2階に入所施設「スマイリブ」を構え、30名の定員で運営しています。そのうち3分の2のご利用者様がスマイリブの入所者であり、まさに「安心して過ごせる場所」として多くの方に利用されています。

グロリアスデイの設立の背景には、ひとつの悩みがありました。
2014年当時、介護事業部では「シェフズデイサービス」を運営していましたが、介護状態が重くなったご利用者様が、デイサービスを離れざるを得ないという現実があったのです。
また、ショートステイなど宿泊対応は行っていたものの、建物の構造上、簡易的なパーテーションとベッドでは
「安心して泊まれる環境」とは言えませんでした。

せっかく築いたスタッフとの信頼関係やリハビリの時間を
家族が見れない状態になってしまうから途中で断ち切る――。

「どうにか、デイサービスから入所へと自然につながる場所を作れないか?」

そんな想いが、グロリアスデイの原点でした。

難航した「土地探し」と決断

オープンまでの道のりは決して平坦なものではありませんでした

当時のグロリアスデイの当時の介護事業長を中心に、このプロジェクトの土地探しからスタート。
この土地が見つかるまで、なんと3年の月日がかかりました。
何も知らない私たちは簡単に土地や建物は見つかるものと思いがちですが、
すでにある建物を改築したりするのではなく、まずその建物を建ててくれる土地のオーナーがいないことには始まりません。

土地探しから3年の月日が流れ、ようやく「土地が見つかった!」と連絡が入った場所が「神奈川県足柄上郡開成町」でした。当時予定していた場所とは大幅に離れた場所であり、もし開成町でオープンをするなら事業長は子ども達も含め家族帯同で引越しも覚悟が必要だったのです。

ですが、3年かけて見つからなかった場所。
ここで見送ることになれば、またきっと3年は見つからないかもしれない。
その間に法改正などがあれば、自分たちがチャレンジしようとすることが難しくなるかもしれない…

事業長は悩みましたが、「一日でも早く困っている人の力になりたい」その強い想いが後押しとなり、
開成町でグロリアスデイはスタートしました。
その後、家族で開成町に引っ越しました。その覚悟を持って、このプロジェクトは進められていったのです。

3つの強みー心地よい暮らしと安心の提供

グロリアスデイの最大の特徴は、デイサービスと入所施設の一体型となっています。
1階のデイサービス「グロリアスデイ」では、入所者様がそのままデイサービスを利用でき、
他のご利用者様との交流を通じて日々の生活リズムを整え、体を動かす活動も行っています。
この仕組みにより、入所者様も「社会とのつながり」を感じながら過ごすことができます。

さらに、グロリアスデイには全社員が介護福祉士の資格を保有しており、
重度の介護が必要な方にも専門的なケアを提供できます。
この高い専門性が、他施設との差別化となり、多くの信頼を獲得しているのです。


もうひとつ、グロリアスデイの大きな強みである食事。
「食事が美味しい」とケアマネ事務所でも評判になるほど、グロリアスデイでは温かいご飯とお味噌汁、
そして手作りのおかずにこだわっています。
他施設で多い冷凍湯煎の食事とは違い、心を込めた食事がご利用者様の楽しみとなっているのです。
この取り組みが、ご利用者様とご家族様の間に入るケアマネの方達にも安心を届け、グロリアスデイの紹介にも繋がります。

また、ケアマネ事務所等の営業訪問の際には「林屋茶園」のわらび餅や「銀のさら」のちらし寿司をお届けし、
ソーシエグループ全体の「食へのこだわり」をPR。食の喜びを提供することで、介護の質を一層高めています。

一致団結の力

グロリアスデイの運営を支えているのは、驚くべきことになんとオープン当初からほとんど変わらないメンバーです。
離職率が高いと言われる介護業界の中で、長く働いている理由はどこにあるのでしょうか?
この問いに私たちの介護事業長は自信を持ってこう答えています。

「それは、自分たちがグロリアスデイを支えているという誇りやロイヤリティがあるからだと思います。」

ここで働くスタッフは、単に仕事として介護をするのではなく、
「利用者様の人生を支えること」にやりがいを見出しています。
一人ひとりの想いと、チームの団結力が、今日もご利用者様の笑顔を支え続けているのです。

看取りケアへのバトン

2026年に「ナーシングホーム茅ヶ崎」がオープンするニュースはすでにこのHPでも紹介しています。
この施設では、「看取り」のケアにも対応します。

つまり、デイサービス・入所施設からナーシングホームへとソーシエグループのチャレンジは
いよいよ「看取りケア」へバトンを繋ごうとしているのです。

私たちソーシエのテーマは、「永く、愛おしい人生に寄り添う」こと。
ご利用者様が安心して最期まで過ごせる場所を提供します。
その挑戦は、介護の枠を超えて、「人と人のつながり」を築く新たな一歩となるでしょう。

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