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【事業部紹介】就労移行支援事業 ノードワークス

色鮮やかなバラが咲き誇り、現在でも蛍が生息しているほどの美しい自然環境に恵まれた綾瀬市に拠点を構えております。一般企業への就職を希望する障害・難病のある方や、日常生活や自立に悩みを抱える地域の方に寄り添って、18〜65歳の方を対象とした「就労移行支援」と「自立訓練」を提供しています。
ノードワークスでは、自分と向き合い『何になりたいのか』を共に掘り下げて、ご利用者様の『こうなりたいのに、うまくできない』を応援しています。『働く』」以外にも、その先を見据えた支援を提供。そのため、カリキュラムには心や感情について学ぶことや『食育』を取り入れ、施設に併設されている畑を活用して食物の生育も学んでいます。

就労移行支援とは?

精神障害・発達障害・身体障害・知的障害・難病をお持ちの方が一般企業へ就職するために、必要な知識やスキルを身につけるための障害福祉サービスです。

原則、最長二年までを利用可能な期間として、利用者が就職活動や自立した生活を送るためのサポートを行います。
また、就労後のサポート期間として六ヶ月設けております。
2006年に「障害者自立支援法」が施行され、障がい者が福祉施設でなく、一般企業などに就職できるよう支援する動きが広まりました。

就職環境に近い空間やコミュニケーションの機会を設けて訓練し、自立支援を促進することが目的となります。
2024年に自立訓練(生活訓練)が加わり、日常生活や自立に関しての訓練を開始して地域の方も利用できるようになりました。

安心できる環境で学ぶ

ノードワークスで利用者をサポートできる背景には、地域や各関係機関との連携があります。
例えば、就労移行支援の「受給証」は市役所で発行してもらうことができます(医師の診断書が必要)。

これは自動車でいう「運転免許証」のようなものです。
また、支援員のほかにも開校四十二年目の生蘭高等専修学校(海老名市)の先生が出向して常駐しております。
学びの場となるのは、同校の旧校舎の建物です。

学校の作りをそのままに、シンプルで就職後のオフィスのような環境が実現されてます。
自習室も備わっており、落ち着いた環境で学べるようになってます。
就職まではもちろん『就職後』や、生活面での『自立』の応援をしていきたいという想いで運営しております。

「食」に触れる

日々の温かい手づくりご飯はご利用者様の学びの支えとなっています。

ノードワークスでは、スチームコンベクションを導入し、支援員手作りの昼食を無料で提供しています。

ご利用者様に対する
『飲食事業を展開していることをいかし、食を通じた喜びや楽しみを体験していただきたい』
という想いからです。

さらに月に一回、テーマを決めて利用者が主体の調理実習をしております。
活動内容として『自分たちで作れるメニュー』の立案、工程表の作成、買い物と調理をしてもらうことで、自立した生活に欠かせない金銭や体調の管理能力、コミュニケーション能力などを育んでいます。

ご利用者様の生活における課題は、『公共交通機関の利用」』や『一人での買い物』など様々ではありますが、
訓練仲間と共に達成感を味わうことができるイベントのひとつです。

頼りになる「ノードワークスの」支援員の存在

ノードワークスでは、教員免許を持つ『ザ・先生』な支援員もいれば、事務や営業・福祉施設などの経験や、福祉関係を含む様々な資格を持つ支援員もいます。

日頃から、母のように周囲を気にかけたり、兄のように最後まで話に耳を傾けたりするような物腰柔らかな人柄で、利用者の未来をより豊かにすべく寄り添っています。

アンガーマネジメント(怒りの感情を管理)やリフレーミング(物事の捉え方)などの心理の分野に始まり、ライフスキルと呼ばれる社会に出る前に知っておきたい心構えなど、実用的かつ必要な講義を届けて「利用者の魅力を引き出して力になりたい」という想いで日々、訓練に勤しんでいます。

「結び目」という意味

「ノード」=結び目、絆、ご縁を意味するイタリア語で組織の中心点・接点という意味も併せ持ちます。

障がいを持った人と雇用する会社との接点を作り、その中心点となって「結び目」(=node) になる。
ノードワークスという名前には、自分に寄り添った仕事・環境を選び、自身や持っている障害の特性に対しての
理解を深めてから就労に移行できる場所を提供したいという想いがありました。

実は、小規模保育園ぽとふ綾瀬園が生蘭学園の旧校舎に入っていた事がご縁で
「発達障害や精神障害を持つ方の就職をサポートしたい」という願いで発足しました。

強みが生み出す未来

就職後の自立した生活に活かせる経験が積める障害者グループホーム「らしく」との連携もあり、必要があれば卒業後も「自分らしく」自立した生活ができるサポートが強みとなります。

ノードワークスには様々な年齢の利用者が通っており、スタートも課題もそれぞれです。
そのため、今後もひとりひとりの話に最後まで耳を傾けて、小さな変化を察知して寄り添った声がけを継続していきます。

ノードワークスの卒業後も続くサポートでは、仕事の相談を受けています。
アットホームな場所として、『近くに来たから』と立ち寄り、日常やプライベートのことを話しに訪れる卒業生がいると、思わず頬が緩み私たちのやりがいにも繋がっています。

今後さらにそのような機会が増えて、今よりもっと卒業生が『気楽に立ち寄れる、心の拠り所』としての環境づくりや関係の構築をしていきたいと考えており、支援員が一丸となって運営していきたいと考えております。

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